アーサー・ラッカム(Arthur Rackham, 1867年9月19日 - 1939年9月6日)は、イギリスの挿絵画家。特にメルヒェンやファンタジーの挿絵で知られている。ラッカムは12人兄弟の一人としてロンドンに生まれた。18歳からウェストミンスター火災保険会社に勤める傍ら夜学の美術学校に通い、絵入り雑誌にスケッチを寄稿。1892年、25歳のときに勤めを辞し、創刊時の『ウェストミンスター・ヴァジェット』誌でイラストレーターとして活動をはじめる。1893年に初めて本の挿絵を手がけ、以後挿絵画家として生涯にわたり数多くの挿絵を制作した。1903年に肖像画家のイーディス・スターキーと結婚し、1908年に一女をもうけた。1906年にミラノの国際美術展で金賞を獲得、1911年のバルセロナの国際美術展でも金賞を受賞。生前よりパリのルーブル美術館を始めヨーロッパのほとんどの首都で彼の原画展が開催されている。ラッカムは1939年、癌によりリンプスフィールドの自宅で死去した。『グリム童話集』『ガリバー旅行記』(1900年)、『リップ・ヴァン・ウィンクル』(1905年)『ピーターパン・イン・ケンジントン・ガーデンズ』(1906年)、『不思議の国のアリス』(1907年)などの児童向けの作品がよく知られており、特に『不思議の国のアリス』はジョン・テニエルのものに次いで人気が高い。そのほか『真夏の夜の夢』(1908年)、『ウンディーネ』(1909年)やエドガー・アラン・ポーの作品集など大人向けのものも手がけている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。