テオドール・ヴァイセンベルガー（独：Theodor Weissenberger, 1914年12月21日 - 1950年6月10日）は第二次世界大戦のドイツ空軍のエース・パイロット。ノルウェーやフィンランド、ロシア北部の北極地帯を担当する第5戦闘航空団において、175機の撃墜記録を残す。北極地帯は東部戦線においてはどちらかというと地味な戦線であり、それでもなおこの数字は驚異に値する。後にドイツ本土の第7戦闘航空団に異動し、メッサーシュミット Me262を駆って活躍する。最終撃墜記録は208機。開戦当初は双発のBf110、次に単発のBf109、最後に双発ジェットのMe262という、特性の異なる機体を乗りこなしてエクスパルテンとなった稀有な存在でもある。スピード狂として知られ、1950年、ニュルブルクリンクで開催された自動車レースの事故で亡くなった。

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