『ムーンクレスタ』 ("MOON CRESTA") は、1980年に日本物産から発売されたアーケードゲームで、縦画面縦方向の固定画面シューティングゲーム。現在はハムスターが権利を受け継いでいる。空前のヒット作となったタイトーの『スペースインベーダー』の流行を受け、アーケードゲーム各社が「ポストインベーダー」を狙ってさまざまなシューティングゲームを発売していたころ登場した『ギャラクシアン』をアレンジした作品の1つ。アーケードゲーム基板もギャラクシアンの流用であり、星空は全く同じである。『クレイジー・クライマー』と共に日本物産を代表した二大ゲームである。形状の違う3つのカラフルな宇宙船を駆使して固有の名前がついた宇宙生物を倒しながら、宇宙船同士のドッキングでパワーアップもできるなど、当時としては画期的な要素が数々取り入れられていた。左右2方向レバーと1ボタンで自機(1号機、2号機、3号機の3機)を操作する。1号機は機体が最も小さくて敵をよけやすいが、弾は中心から1発しか撃てない。2号機は1号機よりやや幅広く、左右の突起からそれぞれ同時に2発の弾を出せる。3号機も左右から弾を出すが、それぞれ自機の中心よりかなり離れた位置から発射されるため敵に狙いがつけ辛く撃ち漏らしやすい上、機体が他の2機に比べかなり大きいため小回りが利かず標的になりやすいので使い勝手が悪い。ゲーム開始時は画面下から3機合体状態で現れた後、1号機だけが切り離されて敵に向かう。エクステンドは3万点で1、2、3号機がまとめて増加。開始時の残機が全滅すると、エクステンド分の3機で次の周回の冒頭から再スタートとなる。電源投入直後のハイスコアは5,000点で、「日本物産株式会社」がエントリーしている。プレイヤーの上位5人までアルファベットでネーム入れができる。なお新日本企画(後のSNK)やアメリカのセガ・グレムリンへのライセンス生産品も、エントリーされていなければそれぞれのメーカー名で表示され、特に新日本企画版はインストラクションカードの下部に「シンニホンキカク」とカナ書きされている。なお、クロック数を変化させ、動きを高速化したバージョンも、比較的出回っていた(メーカー純正か無許可改造かは不明)。5種類の宇宙生物が登場。弾は撃たず、体当たり攻撃のみを仕掛けてくる。撃破された時と画面外に消えた後に戦線復帰する時の効果音がそれぞれ特徴的。各キャラクターは8体ずつ色違いが計2回出現し、トリッキーな動きで攻めてくる。基本は8体を全滅させることで次へ進むが、メテオは倒さずやり過ごすこともできる。アトミックパイルを全滅させると「FAR OUT!」の表示とともに自機が画面上方に去り、1周クリアとなる。それぞれの敵の強さに大差はない。また、アトミックパイルは周回と同じ数が一気に垂直落下してくるため、8周目では全てが同時に降り注ぐ。6周目と13周目からは、すべての敵が残り1体になると極端にスピードアップする。自機が破壊されると、残りの敵がプレイヤーを嘲笑するかのように消えていくのも特徴。自機が複数残っていれば、1周につきドッキングステージのチャンスが2度訪れる。スーパーフライまたはメテオの面が終わった直後で、自機が画面中央付近に上昇してドッキングの準備が始まる。自機はある程度の慣性を働かせながら下降し始めるため、レバーの左右移動とボタンの逆噴射を操作して画面下中央の2号機または3号機を目指し、中心軸がうまく合えばドッキング成功となる。成功すれば、合体した状態で次の面に進めるが、失敗(衝突)すると操作中の自機のみ失われる。制限時間の30.0秒以内にドッキングできなかった場合は残機数に変化はなく、それまでと同じフォーメーションのまま次の戦闘が始まる。ドッキングは3機まで可能で、単発だった個々の機体が順に弾を発射することで連射を使えるようになるためパワーアップ効果は高いが、敵のスピードが速くなってしまう。3機合体は周の2度目のドッキングしか行えない。このドッキングで失敗(衝突)すると1・2号機を同時に失い、3号機だけとなる。ドッキングするとボーナス点が与えられ、持ち時間の残り(小数点以下を切り捨て)に一定の点数を掛け合わせた分が得点となる。1号機と2号機の合体なら×100点。2号機と3号機(1号機を失った状態)または1号機と3号機(2号機を失った状態)の合体は×200点。1・2号機と3号機の合体は×300点となる。逆噴射を使わず最速で合体すればそれぞれ、残り19秒×100=1900点、残り20秒×200=4000点、残り22秒×300=6600点を得ることができる。
出典:wikipedia
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