司法省（しほうしょう、）は、フランスの省の一つ。司法制度の運用の監督を担当する。第2次および第3次フィヨン内閣の下、2009年6月23日からは司法・自由省（）と称されていたが、第1次エロー内閣成立後、2012年5月16日からは司法省（）という名称に復されている。司法省はパリ1区のヴァンドーム広場に建つブールヴァレ館に所在する。その所在地から、"（ヴァンドーム広場）は司法省の代名詞となっている。司法省の中央行政機関は、アンシャン・レジーム期の宰相に相当する大法官（）の役所に因み、"（大法官府）とも呼ばれる。また、司法省の長たる司法大臣は、アンシャン・レジーム期から受け継がれた「国璽尚書（）」という特別な職名を帯びる。司法省の任務は以下の通りである。司法省の中央行政機関の組織は以下の通りである。国璽尚書兼司法大臣はまた、司法機関監督官（）の補佐を受ける。司法大臣は国璽尚書を兼ねている。司法大臣は中央行政機関に加えて、官房および報道官をその権限の下に置いている。2013年の司法省の職員数は7万7542人である。

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