小野 次郎（おの じろう、1970年8月1日 - ）は日本中央競馬会 (JRA) 美浦トレーニングセンター所属の調教師、元騎手。かつて中央競馬の騎手であった小野定夫は、遠縁にあたる。競馬学校5期生。同期に五十嵐久（旧姓・水流添）・小池隆生・佐伯清久・佐藤哲三・高橋明・角田晃一・山田泰誠がいる。1989年3月1日付で騎手免許を取得、美浦の高松邦男厩舎所属でデビュー。初騎乗は同年3月11日の中山第12競走のアイディンリリーで、15頭立てで15着。同年5月7日、東京第4競走のホッカイカオリに騎乗し初勝利。デビュー年に重賞初騎乗（牝馬東京タイムズ杯、エレクトロアート・6着）も経験し、15勝を挙げる。1995年 カブトヤマ記念をアイオーユーで重賞初制覇。以降、重賞5勝。2010年12月9日、2011年度新規調教師免許試験に合格。2010年10月24日、東京競馬第7競走（オンワードチアフル・7着）が最後の騎乗となり、通例2月末に行われることが多い引退記念の騎乗および引退についてファンへの挨拶などは一切行わず、鞭を置くこととなった。かつては調教師免許合格後、厩舎開業の準備期間などの理由により、1年程度他厩舎に技術調教師として所属し、研修後開業するのが通常の流れであったが、近年は調教師の定年及び定年前の勇退、自主的な馬房の返上が増えた事により、3月1日の新規調教師免許取得と同時に開業するケースが増加した。小野も2011年3月1日付で調教師免許を取得すると同時に美浦トレーニングセンターに厩舎を開業。競馬学校同期でもある角田晃一も、同日に栗東トレーニングセンターで厩舎を開業している（小野が合格する前年に調教師試験に合格し、技術調教師を1年間経験）。管理馬初出走となったのは、同年3月9日、大井競馬第10競走・アーバンステージ弥生賞（JRA交流競走）（マイネルプロートス・9着）、また、中央競馬での管理馬初出走は同年3月19日、小倉競馬第2競走（レゴリス・7着）であった。同年8月7日、函館競馬第2競走にワニタベンテンを出走させ、延べ60頭目で初勝利。開業年は158回出走し5勝を挙げる。2012年は、厩舎の出走機会を増やし239回出走、そのうち、厩舎としての重賞初出走馬となったカネスラファールが3着（新潟ジャンプステークス）に入線するなど11勝を挙げる。

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