『ガイユの書』(ガイユのしょ)は、コバルト文庫から刊行されている響野夏菜のライトノベル作品。イラストは凱王安也子。全4巻。第1巻あとがきによると、『東京S黄尾探偵団』終了後初となるファンタジー作品(1998年9月刊行作品以来)。<神の天秤>と呼ばれる世界。四方を<眼>に支えられ、世界の中心にある大セラーラ山の上空で天(セラ)に吊り上げられているというこの世界では、魔術は忌むべきものとされ、特に死者を蘇らせ<灰かぶり(ドルー)>とした魔術師は発覚し次第拷問にかけられた後、火刑に処されている。その北方東部にある小国・ケルマーの旅宿<白羊亭>で暮らす少女・ポーシアは、北方北部出身者に特有の白い肌と淡い金髪、煙るような紫の瞳が特徴で、宿の夫婦に引き取られる1年前からの記憶しか持っていなかった。彼女は死者を蘇らせる“薔薇の灰”の秘法によって生み出された<灰かぶり(ドルー)>だったためである。それを知るのは現在の養父母たる宿の夫婦のみ。ある日、彼女によく似た少女・ナーシアを探しているという青年・マイと出会ったポーシアは、自分はナーシアではないと誤解を解いた上で彼女が見つかるようお守りを渡して街から送り出した。その後、彼女によく似た魔術師を<魔術主(マスター)>とし、憎んでいる<灰かぶり(ドルー)>のハルフェルー(ルー)によってその秘密が暴かれてしまい、街から逃げ出さざるを得なくなったポーシアは、放浪の果てに魔術主(マスター)が追い求めた物と、自らの正体を知る。
出典:wikipedia
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