千葉県立房総のむら(ちばけんりつぼうそうのむら)は、千葉県立の体験型博物館である。印旛郡栄町と成田市に跨る所に位置する。江戸時代の商家や武家屋敷が立ち並ぶ町や農村や、明治時代の町並みなどを復元・展示し、武家の武術から村の鍛冶屋など様々な伝統技術の実演や製作体験が当館内の全の施設で行われており、昔の生活様式や生活技術を直接体験することが可能な体験型博物館となっている。また、無病息災を炎に祈る「どんど焼き」や「ひな祭り」、秋のまつり、七夕、狂言や大道芸など伝統行事・郷土芸能の再現にも取り組んでいる。また、1988年(昭和63年)には来館者からの要望に対応して「食体験」の試行を始め、「古代米」の料理や「かまど」での炊飯、炭火でのうなぎのかば焼き造り、水ようかん作りなどの食べ物でも実際の制作体験を出来るようにしている。なお、開館当時は法律で茅葺屋根での復元が不可能だったことから鉄板葺の屋根とされたが、規制緩和により2008年(平成20年)に鉄板から茅葺屋根に修復することになった。1976年(昭和51年)7月に開設された千葉県内で唯一の考古学専門の博物館であった。1991年(平成3年)10月27日に古代と同じ方法で製鉄の公開実験をし、1992年(平成4年)4月1日には埴輪の模型を並べて当時の配列も復元した「竜角寺古墳群第101号古墳」を公開する全国的にも珍しい復元古墳を作るなど復元にも力を入れていた。隣接する場所に所在していたことから2004年(平成16年)4月に当館に統合された。総面積約32ha の敷地内には、復元古墳「竜角寺古墳群第101号古墳」など古墳78基のほか資料館がある。また、明治32年(1899年)建造の学校建築である重要文化財「旧学習院初等科正堂」(成田市)と、安永9年(1780年)に安房郡丸山町(現・南房総市)に建てられた重要文化財「旧御子神家住宅」(成田市)、寛延4年(1751年)に富津市亀沢に建てられた県指定有形文化財「旧平野家住宅」(印旛郡栄町)の2棟の民家建築が移築公開されている。歴史的な町並みが再現されている事から、度々ロケ地としても使用されている。
出典:wikipedia
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