デッケル("Friedrich Deckel" )は、ドイツ、ミュンヘンの機械メーカーで、1903年に設立された。レンズシャッターを製造していたことで知られている。コンパウンドをベースとしつつも動力がスプリングになった。コンパーシリーズはローライ、イコンタ、ハッセルブラッド等多くの高級レンズシャッターカメラに採用されて高級レンズシャッターの代名詞となり、他社のシャッターを採用したカメラであっても「コンパータイプのシャッターを採用」などといったコピーが付けられるほどだった。日本では精工舎(現セイコーホールディングス)や甲南カメラ研究所(現コーナンメディカル)がコンパーの設計をベースにした。古い製品ではTをZ("Zeit" )、BをD("Dauer" )、I("Instant" )をM("Moment" )と表記しているものがある。セルフコッキングでないコンパーではシャッターダイヤルがBまたはTの状態でシャッターセットレバーを動かしてはならない。セットしないままシャッターのレリーズ操作をすれば動作する。新コンパーS、コンパーラピッド、シンクロコンパーなどにはセルフタイマーが装備されているものがある。シャッター本体ケース上面セットレバー終点近くに直径5mm程の大小4枚の円盤を重ねた形状のノブがセルフタイマーノブである。シャッターセット後にセルフタイマーノブを後ろに押しながらさらにセットレバーを押すとセルフタイマーがチャージされる。1/400秒や1/500秒ではセルフタイマーが効かない。カメラメーカーの枠を越えて交換レンズマウントを共通としたいわゆるデッケルマウントを開発し、カメラメーカーに提供した。自動絞り機構も搭載して一眼レフカメラにも対応しており、これを採用したメーカー - 製品はなど多岐に渡ったが、自社を識別するためのピンを付けたため各メーカー間の互換性はなく、結局ユーザーにとっては何らメリットのないマウントになってしまった。
出典:wikipedia
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