ワキア("Wakia"、1987年 - 1997年)はアメリカ合衆国の競走馬。引退後日本の稲原牧場で繁殖牝馬として活躍した。サイレンススズカ、ラスカルスズカの母としても有名である。競走馬時代は1000 - 1200メートルを中心にスプリンターとして活躍していた。そんなワキアに目を付けたのが橋田満調教師と稲原美彦だった。渡米中の2人はワキアを購入し、5歳まで現役を続けさせ(日本の調教師は競走馬の所有を禁じられているため稲原が所有)、引退後に日本の稲原牧場で繁殖生活を送ることとなった。初年度の1992年に交配されたのはダンスオブライフで、翌1993年にワキアオブスズカが誕生し、この年はバイアモンを種付けを行ったが受胎せず、稲原牧場がシンジケート株を所持していた社台スタリオンステーションのトニービンと交配することになった。しかし当時人気急上昇中のトニービンの予定がふさがっており、当日の種付けはできない状態であった。せっかくの発情期を逃すことになってしまうと悩んだ稲原のもとに、当時産駒がデビューしておらず繁殖実績のなかったサンデーサイレンスとの交配は可能だという申し入れがありサンデーサイレンスとの交配を行った。翌1994年に誕生したのがサイレンススズカだった。この年はコマンダーインチーフと交配を行い、翌1995年にコマンドスズカが誕生し、ふたたびコマンダーインチーフと交配し、翌1996年にラスカルスズカが誕生した。その後ブライアンズタイムと交配され受胎したが、1996年8月に腸捻転が原因で、わずか4頭の産駒を残して死亡した。4頭の産駒はすべて橋田厩舎でデビューした。兄弟はベニーザディップ Benny the Dip(ダービーステークス・イギリスG1、種牡馬)、クリプティックラスカル Cryptic Rascal(ピルグリムステークス・アメリカG3、種牡馬)、ベガーマンシーフ Beggarman Thief(ホーリスヒルステークス・イギリスG3、種牡馬)などがいる。
出典:wikipedia
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