TVR・タスミンとは、イギリスのTVRが発売していたクーペのこと。歴代のモデルと同様の鋼管フレームに、Mシリーズのシャーシを改良したものを搭載。ボディはFRP製で、歴代TVRに無いような、直線だけで構成されたデザインとなった。これはモダンなデザインではあったものの、逆に歴代のモデルのような「個性」が薄れてしまった。エンジンはフォード製の2.0L直4OHVと2.8LV6OHVがラインナップされていたが、直4は発売からわずか1年ほどでラインナップから消え、のちにローバー製3.5LV8OHVが追加された。タスミンは1980年から発売されたが、売れ行きは悪かったため、これをきっかけにTVRの業績は悪化していった。その後新たに2+2シータ、コンバーチブルといった新しいラインナップを追加したものの、結局1984年に生産を終了した。

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