細胞診検体(さいぼうしんけんたい)は細胞診検査や細胞診断を目的に人体から採取された検体のこと。施設によって異なるが7-9割がスクリーニング検体であり、残りは病変部検体である。検体をスライドガラスに薄く塗り、パパニコロー染色やギムザ染色などの染色を施して標本を作成し、採取された細胞を顕微鏡で観察する。細胞診検体は採取が比較的容易であり、患者負担が少なく繰り返し検査が可能という利点がある。特徴所見がある場合は病理診断に匹敵する確定診断を得ることができる。細胞診検査を実施するにあたり、最初に検体が適正であるかどうか評価される。これが細胞診断における、検体の評価であり、検体適正(けんたいてきせい、adequate specimen)と、検体不適正(けんたいふてきせい、inadequate specimen)に区分される。細胞診の専門用語。細胞診検査報告書や細胞診断書に記載されている(検体の評価について記載のない場合もある)。「検体適正」は顕微鏡で観察するときに細胞診検査、細胞診断を行うのに十分な細胞が採取され、標本作製も良好であることを意味する。逆に、目的の細胞が得られていなかったり、細胞に挫滅が加わっていたりして、細胞について顕微鏡観察ができないことがあり、「検体不適正」という結果となる。検体不適正の場合、細胞診判定や陰性や陽性などの細胞診断はできない。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。