王子マテリア株式会社(おうじマテリア、英文社名 "Oji Materia Co., Ltd.")は、王子グループに属する製紙会社である。グループの持株会社である王子ホールディングスが出資する。旧社名は王子板紙株式会社(おうじいたがみ、英文社名"Oji Paperboard Co., Ltd.")。王子グループの「生活産業資材カンパニー」に属する企業の一つである。段ボール原紙や白板紙などの板紙と、包装用紙を中心に製造・販売する製紙会社である。2012年10月に実施された王子グループの持株会社制への移行にあわせて旧社名の王子板紙から社名を変更した。この際、従来からの段ボール原紙・特殊板紙の製造販売事業および白板紙の製造事業に、王子製紙から継承した白板紙の販売事業、包装用紙の製造販売事業が加わった。グループ再編前にあたる2010年の時点では王子板紙の紙生産量は約265万トンで、生産量では日本国内で日本製紙・王子製紙に次ぐ第3位の規模を持つ。段ボール原紙の国内市場占有率(シェア)は約27%(2009年)で首位。前身の王子板紙は2001年設立。当初は王子製紙グループの段ボール原紙共同販売会社であったが、2002年に王子製紙の段ボール原紙製造部門と、メーカー3社(高崎三興・中央板紙・北陽製紙)を統合して製造・販売を一体化し新発足した。王子板紙は2001年5月30日、王子製紙・高崎三興・中央板紙・北陽製紙の4社により共同で設立され、同年7月より4社の段ボール原紙共同販売会社として営業を開始した。元々合併を前提とした共同販売会社設立で、まず2002年4月1日、王子製紙は株式交換により高崎三興・中央板紙・北陽製紙・オーアイアールを完全子会社とした。そして半年後の10月1日、王子板紙を存続会社として同社・高崎三興・中央板紙・北陽製紙・オーアイアールの5社が合併、あわせて王子製紙の段ボール原紙製造部門を会社分割により継承。これにより王子板紙は製販一体の企業として新発足した。王子板紙の元となった王子製紙の段ボール原紙事業は、王子製紙の前身の一つである本州製紙(1996年に王子製紙と合併)が1959年に釧路工場を建設して開始した。系列会社の合併により本州製紙は最終的に松本・佐賀・大分の3工場を加えた4工場で段ボール原紙を製造していた。また、王子板紙に合併された企業のうち高崎三興と北陽製紙は本州製紙の系列会社であった。2006年10月1日、会社分割により江戸川工場を王子製紙から継承した。2011年10月1日には同じく会社分割により王子製紙富士工場を継承、従来からの富士工場と統合して前者を第一工場、後者を第二工場とした。2012年10月1日付で王子板紙から王子マテリアに社名を変更。同時に王子製紙の白板紙・包装用紙部門を会社分割により継承した。工場は、この再編前は国内13か所であったが、再編後は呉工場が加わって14か所となっている。高崎三興株式会社は、1999年10月1日に、高崎製紙株式会社と三興製紙株式会社が合併して発足した製紙会社である。東京証券取引所市場第一部(東証1部)および大阪証券取引所市場第一部(大証1部)に株式を上場していた(証券コード3868)。中央板紙株式会社は、岐阜県東部を拠点としていた製紙会社で、本社は中津川市。東証1部・大証1部および名古屋証券取引所市場第1部(名証1部)に上場していた(証券コード3887)。北陽製紙株式会社は北海道を拠点としていた製紙会社である。1979年に北見パルプと天塩川製紙が合併して発足した。本社は恵庭市。道内に計3か所の生産拠点を持っていたが、名寄工場に集約している。本社は、東京都中央区銀座5丁目にある「王子製紙1号館」というビルに入居している。生産拠点は以下の計14か所である。
出典:wikipedia
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