キマダラチズガメ("Graptemys flavimaculata")は、爬虫綱カメ目ヌマガメ科チズガメ属に分類されるカメ。アメリカ合衆国(ミシシッピ州南部パスカゴーラ川水系)固有種甲長17.5センチメートル。オスよりもメスの方が大型になり、オスは最大甲長11センチメートル。第1-4椎甲板に刺状の突起(キール)がある。背甲は暗黄色や褐色で、椎甲板や肋甲板に黄色や橙色の斑紋が入る。種小名"flavimaculata"は「黄色い斑紋のある」の意で、和名と同義。腹甲の色彩は淡黄色。頭部は小型。頭部や四肢の色彩は暗黄色。眼後部に入る斑紋と頸部の縦縞が繋がる。幼体は後部縁甲板の外縁が同属他種より尖り、英名saw-backの由来になっている。属内ではクロコブチズガメやワモンチズガメと単系統群を形成すると推定され、特にワモンチズガメに近縁とされる。流れが中程度か速い河川などに生息し、底質が砂や粘土で上陸しやすい岸辺や倒木などがある環境を好む。周年河川に生息するが、夏季に河川の周辺にある止水域に移動する個体もいる。岸辺や岩、低木の枝上などで日光浴を行うことを好む。食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫、巻貝などを食べると考えられている。繁殖形態は卵生。5-8月に基底が砂の土手に、1回に3-9個の卵を年に1-2回(主に年1回)に分けて産む。開発による生息地の破壊およびそれに伴う水没や流出、アライグマやウオガラス、キングヘビなどの外敵に捕食される機会の増加、製紙工場からの排水による水質汚染、ペット用の乱獲、娯楽としての射撃による殺傷などにより生息数が減少している。州法および1986年から連邦法でも保護の対象とされ、採集や飼育、輸出が厳重に規制されている。ペットとして飼育されることもあり、日本にもヨーロッパからの飼育下繁殖個体が輸入されている。。
出典:wikipedia
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