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黙示録の獣

黙示録の獣(もくしろくのけもの、、"Thērion")は、『ヨハネの黙示録』十二章および十三章に記される獣である。以下のような姿で描写される。「赤い竜」と「十本の角と七つの頭があった獣」とはキリスト教を迫害するローマとローマ軍の象徴である。「十本の角と七つの頭があった獣」とは、七つの丘や七人のローマ皇帝を指す。七つの頭の内、「既に倒れた五人」が初代から五代までのアウグストゥス、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ。「今の一人」がウェスパシアヌス。「しばらく留まる」のが、僅か二年の治世で病死したティトゥス。「七人の一人である八番目」は、ティトゥスの後に皇位に就き、ネロの再来であると噂されたドミティアヌス。「頭の一つは傷付けられるが、すぐに治る」というのも、ネロがドミティアヌスとして復活する事を指していると考えられる。十本の角とは、七つの頭の皇帝に、六十九年に乱立したガルバ、オトー、ウィテリウスを加えた十人の事を指す、とされることが多い。七つの丘とした場合はカピトリウム、パラティウム、アウェンティヌス、エスクイリヌス、カエリウス、クイリナリス、ウィミナリスという丘の名であり、ローマの象徴である。このように、黙示文学とは実際に起きたことを指すのではなくあくまで象徴として隠して取り上げる文学のことである。当時キリスト教は迫害され、地下墳墓で教会活動を行っていた。表立ってローマ皇帝への批判などできなかったのである。もちろんサタンとはローマやローマ皇帝そのものを指す。黙示録は読むべき人が読めば理解できるように記してその代表例がゲマトリアで記された獣の数字「666」である。これは皇帝ネロを指していると一般的には言われている。したがってすべてがローマ皇帝の迫害から逃れるために、比喩や象徴を用いた一種の暗号で書かれている。「七つの頭と十本の角を持つ赤い竜」、「十本の角と七つの頭があった獣」は紛らわしいが、実は同じ頭数で同じ本数である。象徴する意味も同じである。ただし、赤い竜とはエデンの園で禁断の果実を食べさせるようにそそのかしたサタンであるとして、邪悪そのものといった方が正しいと考えられる。その邪悪そのものから権威と支配を「鉄の杖」でもって獣、すなわちローマ帝国に与えられるのである。鉄の杖とは世界を支配する象徴でもあり預言者の象徴でもある。ゆえに、偽預言者という記述がこれ以降登場することになる。偽預言者とは獣、すなわちローマ皇帝を指しているのである。この女とは聖母を表しており、子はキリストを現している。竜はローマ帝国の象徴であり、滅ぼそうとしているのである。その御座に引き上げられたとはキリストの受難とその後の復活を説明している。鉄の杖を持ってという部分は偽預言者と本物の預言者であるイエスを対比させる描写でもある。竜、すなわちサタン側はミカエルとその使いたちが挑んだ戦いに敗北し、その使いたちとともに地上に投げ落とされるのである。古き悪しき蛇とはエデンの園でそそのかした蛇の事である。この記述が西洋世界におけるドラゴンを邪悪の化身にしてしまいがちなる原因となった。だからといって、すべてのドラゴンがサタンや悪魔というわけではない。あくまで黙示録の竜はサタンが化けていたというにすぎない。この竜(サタン)=ローマが失楽園の蛇と結び付けられるのである。ローマは敗北することとなっている。なお、預言はすでに成就されている。偽の救世主である第一の獣、第二の獣を崇拝した人間は天使によって滅ぼされる。しかし、赤い竜だけは神の計画によって千年底なしの深淵で鎖につながれ、復活したキリストと殉教者によって統治される千年王国が誕生する。これが有名な「ミレニアム」(千年王国思想)である。ここで、皇帝崇拝によって殺害されたり迫害された人が救われることとなっている。現代の神学では西暦二千年をとっくに過ぎている現代においてあまり大きく扱われる思想ではない。これを無千年王国説という。正教会、カトリックをはじめ多くの宗派がこの説を取り入れている。ちなみに千年後に深淵から開放されたサタンである赤い竜はゴグ・マゴグを招集し千年王国の都を包囲するが天から降ってきた火によって滅ぼされ火と硫黄の池に投げ込まれ、今度は永遠に苦しむこととなる。「ドラゴン」新紀元社

出典:wikipedia

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