砂川 しげひさ（すながわ しげひさ、1941年10月11日 - ）は、沖縄県出身の漫画家、エッセイスト。本名は砂川恵永（しげひさ）。那覇市に生まれ、尼崎市に育つ。兵庫県立尼崎高等学校卒業。デザイン会社で業界紙の編集に携わった後、漫画家デビュー。少年時代には児童漫画を目指していたが、主に一般向けの4コマ漫画を手がける。1971年、第17回文藝春秋漫画賞受賞。代表作は『寄らば斬るド』『おんな武蔵』の他、『ワガハイ』（1996年から2003年まで朝日新聞夕刊に連載。当初の題名は『Mr.ボォ』）など。2007年、第36回日本漫画家協会賞（大賞）受賞。クラシック音楽の造詣が深いことでも知られ、「コテン氏」シリーズを初めとするクラシックに関するエッセイも多く執筆している。クラシック関係の著書に『なんたってモーツァルト』『つべこべいわずにベートーベン』『なんたってクラシック』などがある。本職である漫画イラストつきの、音楽を本業としない一ファンの視点から時に毒舌やマニアぶりを覗かせる独自の文体で、漫画読者とはまた違った読者層も獲得している。デビュー当初は、子供の描いた絵かと思われるような一見稚拙な画風で人目を引いたが、10代頃には児童向け漫画制作を志して通信教育を受講した事もあり、漫画家としての画力はあった。

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