西日暮里(にしにっぽり)は、東京都荒川区の町名。住居表示実施済み区域。現行行政地名は西日暮里一丁目から西日暮里六丁目。荒川区南西部に位置し、下町的界隈が広がる町である。町域の北を東尾久、荒川および北区と、東を荒川と、南を東日暮里および台東区と、西を文京区と接する。町域を東西に分断する形で京浜東北線(山手線)の路線が南北に縦貫しており、その以東と以西で若干町並みが異なる。路線以東には主要幹線道路に加え、鉄道では貨物鉄道線、地区南端の日暮里駅からは京成本線や常磐線、さらに日暮里・舎人ライナーなどの路線が縦横に走り回っている。このため、これらの鉄道路線を潜るか跨ぐかしない限り、町域の端から反対側へ移動することはできないほどの鉄道過密地帯であり、幹線道路以外の道はどれも狭く曲がりくねっている。以西は南北に西日暮里三丁目・四丁目の町が、山の手台地に登る傾斜地に広がる。南側の西日暮里三丁目は町域の大半は寺社が占め、北側の西日暮里四丁目は開成学園(中学校・高等学校)が所在する。日暮里富士見坂は、西日暮里3丁目に所在する坂であり、東京に多くある富士見坂のひとつである。日暮里駅の谷中側に位置し、実際には東京都内において「歩行者が坂に立った状態で実際に富士山が望める」最後の富士見坂となっている。日暮里富士見坂は、良好な富士山眺望の得られる地点として国土交通省が2005年(平成17年)に選定した「関東の富士見百景(128景)」において、東京都内で7ヶ所選定された「東京富士見坂」にも含まれている。また、この坂からは毎年1月30日頃と11月11日頃、ダイヤモンド富士が観察できることでも知られる。しかしながら、住友不動産が新宿区大久保3丁目で地上45階建て、高さ160メートルのタワーマンションなど三棟の超高層ビルの建設を計画しており、これらの大型建築物が計画通りに建設された場合、2013年(平成25年)の完成時には日暮里富士見坂からの富士山の景観が大部分損なわれることが判明している。住友不動産によるこの大型建築では明治神宮外苑・聖徳記念絵画館の景観も損なわれることが懸念されており、計画通りの建設に対しては反対運動も起こっている。
出典:wikipedia
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