ランポ (Lampo) は、イタリア海軍の駆逐艦。フォルゴーレ級の一隻である。1930年1月30日に起工、1931年7月26日に進水し1932年8月13日に就役した。1940年7月、カラブリア沖海戦に参加。1941年3月、駆逐艦4隻水雷艇1隻と共同で北アフリカへの船団の護衛にあたった。4月、駆逐艦3隻と共同でトリポリからナポリへの船団の護衛にあたり、同月に駆逐艦ルカ・タリゴ、バレノと共にナポリからトリポリへの船団の護衛にあたった。その途中の16日にイギリス海軍の攻撃を受けて船団は全滅し、ランポも大破擱座した（タリゴ船団の戦い）。8月8日に引き揚げられ、修理の上1942年5月に再就役した。1942年7月、ランポはエーゲ海からベンガジへの船団とベンガジからブリンディジへの船団の護衛に従事した。7月、バーリからエーゲ海への船団を駆逐艦1隻水雷艇1隻と共同で護衛する。12月、水雷艇1隻と共にタンカーの護衛中に敵機の攻撃を受けタンカーが損傷した。同月、北アフリカからシチリア島パレルモまでの船団護衛に従事、その後も北アフリカとイタリア間の船団護衛に従事した。だが1943年4月30日、ランポは駆逐艦レオーネ・パンカルド、ドイツの駆逐艦ヘルメスと共にチュニジアへの兵員などの輸送中、ボン岬沖で爆撃により沈没した。

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