世界四大文明(せかいよんだいぶんめい)とは、人類の文明史の歴史観のひとつ。歴史上、4つの大文明が最初に起こり、以降の文明はこの流れをくむとする仮説。ここでいう「四大文明」とは、メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明をさす。メソアメリカ文明、アンデス文明などのアメリカ大陸の文明は含まれていないが、これらを含めて六大文明と解釈することもある。欧米では、「肥沃な三日月地帯」や前述の六大文明などといった人類の古代文明の発祥の地を「文明のゆりかご」(Cradle of civilization)などと呼ぶ。「四大文明」の考え方の原型は梁啓超の『二十世紀太平洋歌』()という詩の中にあり、「地球上の古文明の祖国に四つがあり、中国・インド・エジプト・小アジアである」と述べている。ジャーナリスト・政治家であった梁啓超は戊戌の変法が失敗した後日本に亡命しており、1889年末にハワイの同志に会うために太平洋を横断した際の詩を詠んだ。この詩で、梁啓超は世界史の三つの大きな区分を呈示している。第一は大河の周辺に四大文明が出現した「河流文明時代」、第二が地中海や紅海や黄海などの内海周辺に文明が広がった「内海文明時代」、そして今は大航海時代以降の「大洋文明時代」であるという。北朝鮮は「大同江文化」を加えて独自に「世界五大文明」だとしている。最近進んだ縄文時代の三内丸山遺跡の調査成果を踏まえて、縄文時代を「縄文文明」と呼称し、世界四大文明などの古代文明に匹敵する高度な古代文明社会として位置づけようとする論がある。2000年にNHKスペシャルで『四大文明』というタイトルで特集番組が放送され、関連書籍が出版された。
出典:wikipedia
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