出釈迦寺(しゅっしゃかじ)は、香川県善通寺市にある真言宗御室派の寺院。四国八十八箇所霊場の第七十三番札所。我拝師山 求聞持院 出釈迦寺と号する。本尊は釈迦如来。本尊真言:のうまく さんまんだ ぼだなん ばくご詠歌:迷ひぬる 六道衆生 救はんと 尊き山に いづる釈迦寺寺伝によれば、空海(弘法大師)が7歳の時に倭斬濃山(わしのやま)(現、我拝師山)に登り、「仏門に入って多く人と衆生を救いたいのです。私の願いが叶うなら釈迦如来様、お姿を現して下さい。もし、願いが叶わないのなら私の命を仏に供養します」と願い、山の断崖から谷へと飛び降りた。すると、落下する空海の前に釈迦如来と天女が現れて抱きとめ、「一生成仏」と宣し、彼の願いが成就された。感激した空海は、釈迦如来が現われた山を「我拝師山」名づけ、その山に出釈迦寺を建立し、釈迦如来の尊像を刻んで本尊としたという。現在の当寺の奥之院である山上のお寺は、曼陀羅寺の奥之院であったが、1600年代半ばに我拝師山の麓に寺が建立され。山上が札所であるが麓の寺でも納経するようになっていた。しかし、1920年(大正9年)に札所は麓の寺に移された。山門を進み右に折れると左に納経所があり、正面に本堂、その右側が大師堂と並置されている。本堂の左の石段を上がると赤い壁の地蔵堂があり、その先に奥之院遥拝所と大きな石の台座に虚空蔵菩薩石像があり、眼前に奥の院のある我拝師山がそびえる。我拝師山(標高481m)と中山(標高439m)の間に山門があり我拝師山側の標高380mあたりにある。出釈迦寺から約1kmの登山口(駐車場あり)から世坂を過ぎると柳の水があり、その上に3台ほどの駐車スペースを越え幾度も折り返しながら登ること徒歩約40分で奥の院「捨身ヶ嶽禅定」の山門に着く。その先の大きな建物が根本御堂(ねもとみどう)で昭和の初め頃、点在していた小さなお堂を統合して建てられた。この地は約300年前に麓に移されるまで札所であった。根本御堂の裏には小さな洞窟があり岩倉大師が祀られていて、さらに鎖場を越え岩場を約100m登ると稚児大師石像があり、ここが最終目的地で幼き空海が身を投げたといわれる「捨身ヶ嶽のお行場」である。その途中には岩壁に彫られた目治篭彫不動尊をお見逃しなく。根本御堂では、毎月旧暦の15日夜(7月のみ土用丑の日)に信者(誰でも参加可能)が集まり法要があり宿泊する。その毎月の法会の時は境内から奥の院まで、無料送迎車がでる。それ以外のときは、納経所に頼むと500円で奥の院山門直下駐車場まで自動車での乗り入れが許可される。(急坂の車道のため運転に自信がある人のみで、普通車以下)
出典:wikipedia
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