リー・ジャクソン (Keith "Lee" Jackson, 1943年1月8日 - )はイギリスのベーシスト兼ボーカリスト。リーが最初に組んだバンドは、ザ・ヴァンダイクス・アンド・ジ・インベーダーズだったが、じきにゲイリー・ファー・アンド・Tボーンズに加入。ここでキース・エマーソンと知り合うが、エマーソンはヴィップスへ移籍してしまう。1966年、エマーソンが歌手パット・アーノルド邸での会話で彼女のバックバンドを組むことを約束。Tボーンズが解散し仕事の無かったリーを呼び寄せた。この時、アーノルドの提案でナイスというバックバンド名が決められた。ミック・ジャガーがプロデュースしたPPアーノルドのデビューアルバムのレコーディングに参加し、アーノルドのショーでもバックバンドを務めた。1966年12月、アーノルドがバンドから離れるとキース・エマーソンとともにナイスを結成。ナイスは過激なライブパフォーマンスで次第に知名度を上げていき、５枚のアルバムを残した。1970年４月に解散。同年、ジャクソン・ハイツを結成。客演にマイケル・ジャイルズ、イアン・ウォーレスを加え4枚のアルバムを制作。一部レコーディングには、旧友のキース・エマーソンもMOOGシンセサイザーの貸し出し、音色設定で協力していた。1973年、キース・エマーソンあてにパトリック・モラーツが「元ナイスの２人を紹介して欲しい」と要望。紹介を受けて元ナイスの二人はモラーツとレフュジーを結成。翌1974年、リック・ウェイクマンの後任としてパトリック・モラーツがイエスに加入する為脱退し、レフュジーは解散。「(モラーツは)２人を踏み台に利用した」とエマーソンは自伝で批判的にこの件を書いている。その後ジャズロックバンド、ザ・ジンジャー・ピッグなどを経た後、英国でリー・ジャクソンズ・バーキング・スパイダースで活動。また、ビートルズのトリビュートバンド、アクリントン・スタンリーでも活動している。

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