鷹生ダム(たこうダム)は、岩手県大船渡市、二級河川盛川水系鷹生川に建設されたダムである。岩手県が管理する県営ダム。高さ77.0メートルの重力式コンクリートダムであり、洪水調節・不特定利水・上水道用水の確保を目的とする多目的ダムである。ダムによって形成された人造湖は、五葉湖(ごようこ)。ダム貯水池の一部を含む一体は五葉山県立自然公園となっている。提体等に使用したコンクリート材料(石灰岩、砕石、砂、水)全て地元(大船渡市日頃市町)産である。大船渡市内を流れる盛川流域は、1977年(昭和52年)の豪雨を始めとした出水により下流市街地を中心とした浸水被害が頻発していた。また、夏期においては灌漑用水不足に見舞われていた。そのほか、水道水源として依存してきた地下水の取水可能量が限界に達していた。岩手県では河川改修などを行って対策してきたが、このような状況を踏まえ、盛川上流の鷹生川に多目的ダムを建設する計画を策定した。鷹生ダムは1978年(昭和53年)に予備調査が始まり、1985年(昭和60年)に実施計画調査、1989年(平成元年)より工事に本格着手し、2006年(平成18年)に竣工した。総事業費は325億円。鷹生ダムによって形成されるダム湖は、地域のシンボルである五葉山に源を発していることや、多くの人に親しまれていてなじみやすく、ダム湖の場所もわかりやすいとの理由から2006年(平成18年)9月に五葉湖(ごようこ)と命名された。総貯水容量は9,680,000 m³。岩手県沿岸南部の最高峰五葉山の麓に位置しており、周辺は県立自然公園に指定されるなど自然豊かで風光明媚な場所である。五葉湖畔には温泉「五葉温泉」があり、鷹生ダムや周辺の壮大な自然を見ながら入浴することが出来る。
出典:wikipedia
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