『ビューティフル』はさいとうちほによる漫画作品。2004年から2006年まで『プチコミック』(小学館)に不定期連載されていた。単行本は全4巻。1986年、ウクライナのベラローザ村で、両親と妹の一家4人で幸せに暮らしていた少年・悠里。バレエダンサーだった母親から教わり、天性のバレエセンスを持つ彼は、ボリショイ・バレエ学校へ行き、いつかはボリショイ劇場の大舞台で踊ることを夢見ていた。しかし、一家の平穏な暮らしはチェルノブイリ原発事故によって粉々に破壊される。被爆した母親のためにも、早くボリショイのスターになった姿を見せたい、そう願い、一人、家族と離れバレエ学校へ入学する。9年後、17歳になった悠里はバレエ学校でトップの成績を誇っていた。そこへ届いた母の死の知らせ。母が亡くなった今、悠里は妹・杏奈のためだけに生きていこうと誓う。互いに惹かれ合いながらも兄妹であるがゆえに、決して結ばれることのない2人の恋の物語。2011年10月1日に公開されたラジオ番組「サントリー・サタデー・ウェイティング・バー」のWeb限定放送において、作者の さいとうちほ は、「源氏物語のつもりで描いた作品がある」として、本作品を挙げた。さいとうちほ によれば、主人公の悠里は「光源氏」であり、様々な女性と恋をするが、「紫の上」にあたる杏奈という本命がいる、という構成である。また、主人公は一途であってほしいと考えるファンが多く、作品が完結するまでは女性遍歴を重ねる展開は不評だった、とも語っている。さいとうちほ 『ビューティフル』 小学館〈フラワーコミックス〉 全4巻
出典:wikipedia
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