嵜島 昇喜郎 (さきじま しょうきろう)は、漫画『BADBOYS グレアー』に登場する架空の人物である。 松尾安三と嵜島昇子の間に生まれる。幼い頃から、母親の愛情を全く受けられずに育ち、子供の頃は、父である松尾の素性を知る由もなかった。荒んだ環境と周囲の忌み嫌うような視線の中で、昇喜郎の行動も危険性を帯びていく。昇喜郎は泥棒をしながらの生活を送っていたとき、ヤクザの立花らに出会い、広島、神戸、大阪、福岡へ連れ回される。彼らの狙いは、昇喜郎の父である松尾の血の力を利用しようと考えてのことだった。 大阪で、昇喜郎は大友勝将と出会う。最初は嫌悪していた昇喜郎だが、勝将の自分勝手というべき強引さによって、昇喜郎についてきてしまう。立花らが坂上組のヤクザ・関に殺されるという場面に出くわす。昇喜郎は関を殺害し、勝将も組員に暴行を働く。その後二人は、二年間一緒に逃避行することになる。両親に当たる松尾と昇子は通常の恋愛関係にあった訳ではなく、昇喜郎は当時の恋人から松尾に売られた昇子が松尾に何度もレイプされた結果誕生した子供である。故に昇子は妊娠が判明した際半狂乱で中絶を求めた(このシーンは本作中屈指の痛々しい描写がなされている)。しかし、施術開始直前に昇子の脳裏にはレイプされ続けていた時の記憶がフラッシュバック、錯乱状態に陥り手術台から降りてしまう。結局中絶は行われず、昇喜郎が誕生した。凶悪な一面がクローズアップされるが、ブルー・ビアードに輪姦されている女を助け匿う、捨て猫を拾う等心優しい一面をうかがわせる場面がある。また、過去に虐待と言って差し支えない目に合わされていたにも関わらず、昇子を「母さん」と呼び、やがて彼女が精神病院に入院してからも見舞いに行き、優しい口調で何度も話し掛ける・好物を差し入れると言った労わる行動を取っている。昇子とセックスした男関 (大阪のヤクザ)木田原 (元・初代極羅神)田坂 (元・九代目陴威窠斗)中原 (元・九代目陴威窠斗)
出典:wikipedia
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