エルウェ(Elwë、第一紀4550年?-499年)は、J.R.R.トールキンの小説『シルマリルの物語』の登場人物で、テレリ・エルフ。妻にメリアン、弟にオルウェとエルモ。娘にルーシエン。エル・シンゴル(Elu Thingol、「灰色マント王」の意)とも呼ばれ、主にシンゴルと呼ばれる。かれはクイヴィエーネン(目覚めの湖)のほとりで目覚めた最初のエルフのひとりである。オロメはかれらを見いだし、ヴァラールの待つアマンの地へと召しだそうとしたが、ヴァラールをおそれたエルフたちはこれに応じなかった。そこでオロメは、イングウェ、フィンウェ、エルウェの3人を使節として選び、ヴァリノールへと送った。かの地でヴァラールと二本の木の光を見たかれらは、クイヴィエーネンに戻ると、同胞たちに西方への移住を勧めた。エルウェの民は数が多かったため、彼と彼の弟のオルウェの2人の王を戴いていた。そのほとんどが彼に従ってアマンに向かった。彼らは旅の最後の陣であり、テレリ(Teleri、「最後に来るものの意」)と呼ばれた。旅の途中、彼はしばしば友のフィンウェを訪れていたが、あるときナン・エルモスで彼は小夜鳴鳥の歌とともにマイアのメリアンの声を聞いた。彼は民たちと旅のことを忘れ、彼女の許に辿り着き、その魔法にかかった。2人は木が育ち森が深まるほどの間そこに立ち尽くした。彼の民は彼を見つけることができず、オルウェを王として旅を続けた。後に、エルウェはベレリアンドのエルダールの王となり、エル・シンゴルと呼ばれた。彼の民はシンダールと呼ばれた。シンダールはウーマンヤールであったが、彼は一度二つの木を見ているためにカラクウェンディ(光のエルフ)とみなされた。彼はメリアンとともにドリアスのメネグロスに住んだ。彼はトゥーリンの父フーリンよりドワーフのナウグラミーアを贈られ、彼はそれにシルマリルを填め込ませた。しかし、彼はそのナウグラミーアの所有権を主張するドワーフたちに殺害された。メリアンは彼の死を悲しみ、ドリアスを去ってローリエンで悲しみに耽った。彼女のドリアスへの影響は消え、ドワーフによって滅ぼされた。その際、シルマリルも彼らの手に渡った。
出典:wikipedia
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