『ベルモンド Le VisiteuR』(ベルモンド ル・ヴィジトゥール)は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)2007年32号から51号まで連載された、石岡ショウエイによるファンタジー漫画作品。連載開始以前に、『赤マルジャンプ』2006年SUMMER号にて「ベルモンドの拷問百景 - Belmonde le visiteur -」のタイトルでプロトタイプの読切作品が発表されている。少年漫画としては珍しく、中世フランスが舞台の拷問をテーマとしたサイコホラー漫画作品である。連載話数の単位は「第〜幕」と表記される。作中前半で行われていた拷問は肉体的なものではなく、主人公の拷問吏・ベルモンドの持つ特殊能力を用いた精神的なものである。そのため、流血や痛みを感じる様子などの直接的な残虐表現が描かれることは少ない。反面、主人公・ベルモンドが外の世界に出てからの後半部分では拷問描写はほとんどなく、登場人物をほぼ一新し魔法を用いたファンタジーバトル作品となっている。内容の異色さからあまり人気は得られず、ストーリーに収拾がつかぬまま19回で終了となった。作者の石岡自身、単行本で本作が連載には向いていないとの意見があったことを仄めかしている。2011年2月1日より無料の漫画配信サイトJコミでの配信が開始された。これに伴い、単行本は絶版となっている。17世紀前半のフランス・パリ近郊。修道院「リヴィエール・サン・ミシェル」の地下室に棲む男シィエン・ベルモンドは、重罪人から真実を吐かせる"真実を観る者"(ヴィジトゥール)の異名を持つ拷問を生業としていた。不可思議な能力を持つ彼の前に、罪人はなす術無く真実を晒してしまう。そんな彼の許に、仮面(ルマスク)という謎の男から差し向けられた五人組『ティフォ』が刺客として送られてくる。ティフォを倒し真実を観たベルモンドだったが、仮面の正体はベルモンドの幼なじみで、パリの一貴族・ダルダニアンから差し向けられた修道士のジョルジュだった。離叛したジョルジュに左目を奪われ瀕死の重傷を受けたまま逃げられてしまうベルモンド。時同じくしてダルタニアンの不穏な動きに気付いた宰相リシュリウはベルモンドに修道院の外へ出るよう命じ、ベルモンドはランディ党の魔女・ミディとスワールとともに、彼の目を使って『魔女の力』を得ようとするダルタニアン率いる一派・黄土に捧ぐ十字架の討伐に向かう。ベルモンドの父親は、とある有名貴族の青年だとされている。彼は当時はまだ禁忌であった奴隷の女性との恋に落ちたため、一族の謀略によって女性は魔女の疑いをかけられ火刑となる。しかし女性は既に身籠っており、処刑前夜に生まれた子供をある修道士が地下室に匿ったのがベルモンドである。後日、この事実は青年の一族に知られることとなるが、「生涯地下室から外へ出さない」ことを条件に不問となった。この条件が破られた場合、院内の修道士全員が火刑に処されることになっている。なお、彼の存在と拷問吏については、国家級の最高機密である。また、ベルモンドのことを外部に知られた場合は、証拠隠滅のため彼を殺害することになっていた。またこの地下室は元々は、ベルモンドが実の祖父であるレフォル侯爵によって拷問されるべき部屋であった。以上の能力を持つに至った理由として、作中前半では飽くまでも「記録文書上の仮説」として描かれているが、「魔女の疑いをかけられた彼の母親が、実は本当に魔女の血筋であったのではないか」としている。更に物語後半でベルモンドが、「貫きの眼」を持つ第一・ランディ党の党首であることが明かされた。魔女の一族の先祖といわれる者たち。元は聖書においてアダムとイヴをそそのかした蛇にまで遡ると言われる。彼らは魔女の中でも特に強い力を持つものとして地上に君臨したが、その力を利用し、自分たちをさげすむ人間たちと距離を置き、各々人里はなれた場所に居住地(ブール)を築いた。尚、ここでいう魔女に男女の区別はない。七人の魔女は以下のとおりである。創世の七曜剣とは七人の魔女が死の間際にその力を集約することによって作られた剣である。本作品のプロトタイプとなる読切作品。『赤マルジャンプ』2006年SUMMER号に掲載された。物語の内容は、連載版の1・2話とほぼ同じ展開である。単行本第2巻に収録。枢機卿親衛隊の青年・ロランは、拘束した盗賊からアジトを訊き出す為に、修道院「リヴィエール・サン・ミシェル」の地下室を訪れ、"真実を観る者"ベルモンドと出会う。『ベルモンド Le VisiteuR』単行本第3巻に収録されている短編。『赤マルジャンプ』(集英社)2005年SUMMER号に掲載された、 45頁の読切。スポーツ物で、高校サッカーをテーマにしている。日ノ本トラは「サッカーで日本一になる」ことを夢みて、強豪校・虎ノ衛(このえ)高校サッカー部へ入部を希望する。しかし彼が金髪のアフロヘアであることや、サッカー歴がない事を理由に、部長の宇多方やエースの浅野に全く相手にされない。しかし、器用にバックスピンを操る姿にふたりはトラの存在を気にしていくようになる。そんな折、宇多方は偶然トラと姉のリョウが働くキャバレー『ジャンクスタ』へ辿りつき、トラの真意を知る事になる。そして、浅野を抜いてゴールを決めれば入部を認めるという条件を突き出す。読み切り作品やオマケ漫画、キャラクターの誕生日や身長といった設定が記載されている
出典:wikipedia
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