福島県道72号会津坂下会津本郷線(ふくしまけんどう72ごう あいづばんげあいづほんごうせん)は、福島県河沼郡会津坂下町から大沼郡会津美里町に至る主要地方道。西暦925年ころ、越後の国(新潟県)で無実の罪を着せられた男が、阿賀野川沿いから、この県道沿いに逃げて来て旧本郷町の「左下り観音堂」の近くに洞窟を見つけて隠れていた。そこで男は「無実なので捕まらないように」と毎日その観音様に祈願していたが、とうとう捕まってしまい、近くの岩の上で、役人により首をはねられてしまう。その生首はカヤ根を葛ヅルであんだものにいれて役人が持ち帰ったが、絶えず鮮血が滴り落ちるので丸ごと近くの川で「洗い」ました。少し行くとまた鮮血が滴り落ちるので、不思議に思いながらもまた「洗い」ましたが、また鮮血が滴り落ちるので段々気味が悪くなったが、それを三度繰り返したとか。やっと血は止まったものの、越後国の国境に近づくと首はだんだん重くなり石のようだったという。やっとの事で持ち帰って、地頭の前でその包みを開けたら、なんと観音様の石首だった。これは大変なことをしてしまった、本当は「無実だったんだ」とこの首を丁重に祀った場所が、いまの新潟県の頸城(くびき)の地名の起こりという。そして首を三度洗った場所が、上流から「上洗い」「中洗い」「下洗い」と呼ばれ、この県道沿いに「上荒井」「中荒井」「下荒井」の地名が存在する。当然、「左下り観音」には首がなく、「頸(首)なし観音」と呼ばれているのである。
出典:wikipedia
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