要人(ようじん)とは、社会に重大な影響が及ぶ立場や要職に就いている人物のことである。(ブイ・アイ・ピー、=非常に重要な人物)とも呼ばれる。本項では1を踏まえた上で、暫定的に2を詳述する。特定の職業を意味する概念ではなく相対的な概念あるいは時代と社会に合わせて解釈したものである。現代では、国王・大統領・首相など国の元首と行政府メンバー、高級官僚、高級将校、中央銀行総裁、国際機関代表者などが常に該当する。情勢によっては与党の党首、反政府組織の代表、有力経済人なども含まれる。要人とみなされる人物は、攻撃対象とされやすいことから身辺警護が付いたり、その人物の持つ社会的影響を考慮して、一般には行われない接遇がなされることが多い。具体的には、空港や鉄道駅などで一般客と異なる通路を使用したり、要人しか使えない別室(貴賓室)に通され、雑踏から守られる。外交上では元首や首相・大臣・国際機関代表者などは国賓・公賓となって相手国から接待されたりする。国賓は海外要人に対する外交慣例上における接遇上の扱いであり、日本の場合、おおむね10年に一度の頻度で当該国からの元首や要人の訪問に際して行われる接遇上の様式である。日本の慣例では、10年以内に国賓として遇された経緯のある対象国や元首に対しては国賓として遇することはなく、公賓ないしは公式実務訪問賓客として扱う。国賓扱いによる接遇はあくまで儀式的なものであり、接遇による差異が訪問者や当該国に対する特段の政治的意味合いを持つ訳ではない。日本の外務省における海外要人の待遇は、日本政府が滞在費用(対象者の宿泊滞在・国内移動・通信・警護費用等)を負担する公式訪問と、訪問者がすべての経費を負担する非公式訪問の2つに分かれる。さらに公式訪問の場合は後述する5つに分かれる。なお、これらの計画、調整は外務省儀典官室が行なっており、その長である儀典長は「首席接伴員」として日程に同行することになっている。国賓の接遇については、外務大臣が宮内庁長官と連絡の上、その請議により閣議において決定する。公賓および公式実務訪問賓客の接遇については、外務大臣が閣議了解を経て決定する。
出典:wikipedia
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