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クロムウェル巡航戦車

クロムウェル巡航戦車(クロムウェルじゅんこうせんしゃ、Tank, Cruiser, Mk VIII, Cromwell (A27M))は、1943年に開発されたイギリスの巡航戦車。名称はオリバー・クロムウェルに由来する。クルセーダー巡航戦車の後継車として、ヴァクソール自動車のA23、ナッフィールド・オーガニゼーションのA24、そして、レイランド・モーターズのA27の、3つの新型戦車が提案された。最も有力視されたのはA27で、これは、スピットファイア戦闘機などに搭載されていたロールス・ロイス社製のマーリンエンジンを陸上用に改造した、ミーティアエンジンを搭載する予定の物だった。しかし、戦闘機用エンジンが優先されていた時期でもあり、また、ナッフィールド社が自社製のリバティーエンジンの搭載に固執したせいもあって、A27の車体構造に手直しされたA24が暫定型として生産されることとなった。しかし、以前の巡航戦車より重量の増えたクルセーダーの段階でトラブルを多発するようになったこのエンジンでは、より重量の増えたA24の機動性や機械的信頼性を落とす結果となり、大半が訓練に用いられただけで終わってしまった。一方、本命であるA27でも、当時の戦車用エンジンとしては構造が複雑なミーティアの搭載に苦労しており、同様にリバティーエンジンを搭載したA27Lを1942年11月から生産することとなった。これもA24がベースとなっており、ウィルソン遊星歯車式からメリット・ブラウン方式に変速・操向機が変更されており、エンジン室周りも改造され、後からミーティアエンジンへの換装も可能であった。そして、本来予定していたミーティアエンジンを搭載したA27Mの生産は遅れ、1943年1月から開始された。当初、A24は「クロムウェル Mk.I」、A27Lは「クロムウェル Mk.II」、A27Mは「クロムウェル Mk.III」と呼ばれていたが、後にA24は巡航戦車Mk.VIII キャバリエ、A27Lは巡航戦車Mk.VIII セントー、A27Mは巡航戦車Mk.VIII クロムウェルと呼ばれることになった。セントーは主に訓練用として使われ、ノルマンディー上陸作戦でイギリス海兵隊が装備していた95mm榴弾砲搭載のCS型(火力支援型)と、同じ車体を用いた砲兵観測車や対空戦車が実戦参加したに止まった。クロムウェルが量産された頃には、アメリカから供与されたM4中戦車が機甲師団の主力となっていたため、本車は主に機甲偵察連隊などに配備され、実戦投入された。主砲は75mm砲が予定されていたが、当初は供給不足で、Mk.I-IIIまではクルセーダーから継承した6ポンド砲だったが、Mk.IV・Mk.V・Mk.VII・Mk.VIIIは、6ポンド砲用の砲架に搭載する、アメリカから供給される砲弾を用いる国産のに換装し、Mk.VIはCS型で95mm榴弾砲を搭載する。装甲は、Mk.I-VIまでが最大76mmで、増加装甲が施されたMk.VII、Mk.VIIIが最大101mmとなっており、特にMk.VII、Mk.VIIIは、イギリス巡航戦車としてはかなりの重装甲を備えていた。最高速度は、リバティーエンジン搭載のキャバリエが39km/h、セントーが43km/hとクルセーダーと大差ないレベルであるが、ミーティアエンジン搭載のクロムウェルは51-64km/hにも達し、「第二次世界大戦中最速の戦車」と言われるほどの快速ぶりを誇っている。ノルマンディー上陸作戦後のヴィレル・ボカージュの戦いで、ティーガーI 1両にクロムウェル1個大隊(15両)が全滅させられたエピソードは有名である。第二次大戦後は朝鮮戦争にも投入され、中国義勇軍に鹵獲されたクロムウェルが、初の実戦参加となったセンチュリオンと交戦したというエピソードもある。第一次中東戦争では、建国当時のイスラエル軍により、パレスチナ駐留のイギリス軍からクロムウェル戦車2両が盗み出され、貴重な装甲戦力として使用された(ユダヤ人女性がイギリス軍戦車兵をバーに誘い、酒に酔って寝ている間に戦車を盗み出した)。現在もイスラエルのラトルン戦車博物館には、クロムウェル戦車が展示されている。クロムウェルは、後のチャレンジャー巡航戦車、コメット巡航戦車のベース車両となった。また、余剰化したクロムウェルをベースに、センチュリオン Mk.3にも搭載された20ポンド戦車砲を搭載したチャリオティア駆逐戦車が製造された。

出典:wikipedia

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