アンドロメダα星は、アンドロメダ座の恒星で2等星。ペガススの大四辺形を形成する恒星の1つでもある。ペガスス座のすぐ北西に位置しており、かつてはアンドロメダ座とペガスス座の両方にまたがって所属していたため、ペガスス座δ星 (δ Peg) とも呼ばれたが、現在ではこの名前は使われていない。同様に、2つの星座にまたがって2つの名前が付けられていた星におうし座β星(=ぎょしゃ座γ星)などがある。近接した軌道を持つ連星であるが、分光器で精密に分析しないと連星であることは分からない。主星は伴星の約10倍大きく、互いの周りを96.7日周期でまわっている。2つを合わせると太陽のおよそ200倍明るい。主星は、「水銀・マンガン星」 と呼ばれる特異な種類の星であり、この種類の星としては知られている中で最も明るい。この種類の星は大気中に水銀、ガリウム、マンガン、ユーロピウムが異常に多く、その他の元素は異常に少ない。この異常は、恒星の重力により元素が内側に引かれて元素がえり分けられたためだと考えられている。主星は、りょうけん座α型に分類されており、23.19時間周期で明るさが+2.02等から+2.06等まで変化する。学名(バイエル名)はα Andromedae(略称はα And)。固有名アルフェラッツ(Alpheratz)は、アラビア語で「馬」を意味する ("al-faras" アル=ファラス)を語源としている。アルフェラト Alpherat などとも綴る。シラー(SirrahまたはSirah)という固有名もある。シラーは、この星のアラビア語名 ("Surra al-Faras" スッラト・アル=ファラス、「馬のへそ」)の前半部に由来している。
出典:wikipedia
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