アストモスエネルギー株式会社は、出光興産グループと三菱商事グループの液化石油ガス(LPガス)部門が統合して発足したLPガス商社である。2006年(平成18年)4月1日に出光興産系の出光ガスアンドライフ(当時業界2位)、三菱商事系の三菱液化瓦斯(当時業界7位)、それに三菱商事LPガス部門が合併し設立された。この合併により、新日本石油ガス(当時業界1位、後に新日本石油に吸収合併)を抜いて業界トップに躍り出た。現在は国内販売シェア約25%・輸入取扱量約1,000万トン・保有船・傭船21隻の規模を持つ、世界有数のLPガス企業である。三菱広報委員会に加盟しているが、これは株式の49%を所有する三菱商事が三菱グループの総合商社であるためである。出光興産・三菱商事の他、JX日鉱日石エネルギー・全国農業協同組合連合会・東京ガスなど他の卸売企業・エネルギー企業とも提携・業務契約を結んでおり、配送や物流拠点の運営で幅広く協力している。またこれらの協力を通し、日本全国に輸入・生産基地10か所・二次基地6か所・充填所約400か所・オートガススタンド約300か所の供給体制を構築している。社名のアストモスとは、「明日を明るく灯す」・「明日の友」、英単語の"Ascent"(向上)・"Aspire"(熱望する)・"Cosmos"(調和・宇宙)などの意味が込められた造語である。コーポレートステートメントは「心を灯す、安心を灯す、明日を灯す。」、経営理念・サウンドロゴは「じょうずに未来へ。アストモス」、ブランド名は「アストモスガス」を使用。また広報誌として、販売店向けに「アストモスコール」・消費者向けに「あすとも」を発行している。業界初の試みとして、LPガス業界を担う人材育成を目的とした研修施設「アストモスアカデミー」を国内4か所(東北・関東・関西・九州)に設置しており、セールスノウハウや保守点検技術の教育に取り組んでいる。また社会貢献・環境保全活動の一環として、2010年度より「あすをともす森づくり」と題しフィリピン・ボホール島でのマングローブ植樹活動に取り組んでいる。毎年6月頃に販売成績が優秀な特約店・販売店を表彰する「アストモスグランプリ」を行っている。近年は海外事業に力を入れており、調達先の多様化や東南アジアを中心とした販路の開拓などを目指している。また2015年2月1日よりPPS事業者(特定規模電気事業者)として、2016年4月1日からは小売電気事業者として電力事業に参入し、高圧領域の需要家への電力供給を実施している。現在、テレビ・ラジオ共に提供している番組はない。
出典:wikipedia
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