マンカラ (mancala) は、アフリカや中近東、東南アジアにかけて古くから遊ばれている、伝統的な一群のゲーム(ボードゲーム)の総称である。ルールの異なる100種以上ものゲームが含まれるが、後述するように、他のボードゲームとは明確に区別される特徴を持つ。マンカラという言葉はアラビア語の"naqala"(動く)から来ている。西洋で広く知られているマンカラには、カラハ(Kalah)、オワリ(Oware /Owari /Awele)、コンカク(Congklak)、オムウェソ(Omweso)、バオ(Bao)などという名のものがある。ルールは非常にシンプルで、子供でもプレイ可能。アブストラクトゲーム・二人零和有限確定完全情報ゲームであり、運の要素が全く無く、先読みを要求される。プレイ人数は2人。2列または4列に並んだ穴の中に、小石、ビーズ、木の実、豆つぶ、などを配列して遊ぶが、これら穴の中に入れる駒のことを以下の記載では「石」と表記する。2列または4列の他に左右に大きな穴があることが多い(無い場合もある)。マンカラという言葉は本来は一群のゲームの総称だが、アメリカやヨーロッパのゲームメーカーの中にはカラハ(Kalah)のことをマンカラとして説明しているところもある。また、日本のいくつかのウェブサイトでは、マンカラ系のあるひとつのゲームだけをマンカラとして紹介しているところもある。紀元前15世紀頃の古代エジプトの首都メンフィスでその原型となる遊戯の跡があるとも言われる。ボードゲームとして複数のメーカーから発売されているが、「石と穴」に対応するものがあれば遊べるので、特別な用具は必ずしも要しない。日本の家庭ならば、例えば画用紙に丸(○)を描いて、おはじきや豆つぶなどを石(駒)にするなど、手軽に入手できるものを用具として遊ぶことができる。そもそも、元は地面に描いた丸と自然の石で遊ばれていたと考えられている。以下の記載は主に外部リンク「西アフリカのマンカラ」を参考にしている。全てのマンカラ系ゲームには次のような共通の特徴がある。sowingは一つ一つの穴に石を入れていく動作をいい、手に取った石全てを撒き終わるまでの動作をラップ(lap)という。1回のラップで敵の手番になるルールをシングルラップと呼び、連続してラップできることもあるルールをマルチラップと呼ぶ。石を撒くときは、2列の両端がつながった環状の穴の配列と見て、反時計回りに撒くルールが多いが、時計回りのルールもあり、マルチラップにおいてラップごとに方向が逆になるルールもある。開始時に各穴に何個の石を入れるかという初期配置は様々な形があり得るが、主なものは、1)自陣の穴全てに等しい数の石を入れる、2)自陣の穴にひとつおきに等しい数の石を入れる、の2種類である。各穴に入れる石の数は2~6個程度が多い。6X2列の各穴に3個ずつの石を入れた場合の初期配置を示す。これがベーシックな初期配置である。右図で、ゲームの途中の局面でsowingを行った例を示す。 ウィキペディア英語版でカラハとして紹介されているゲームである。また、イギリスでゲームメーカーから発売されているゲーム(外部リンク参照)の中では"Basic"(基本ルール)として紹介されている。ウィキペディア英語版でw:en:Owareとして紹介されており、外部リンクのイギリスのゲームメーカーで"Owari"として紹介されているゲームと同じである。マンカラ系ゲームの中では戦略性が高いものの一つであり、チェスや囲碁と同様にエキスパートが存在する。ガーナでは一般的なルールである。マンカラ系のゲームには多数の種類があるが、ルールには次のような変化がある。マンカラのバリエーション、あるいは発展型として、いくつものゲームが作られている。毎年、世界各地で数百におよぶマンカラトーナメントが開かれている。日本では2013年2月に初のマンカラ選手権大会が、福島県レクリエーション協会主催で開催された。
出典:wikipedia
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