TGV Lyria(リリア)は、フランスとスイスを結ぶTGVで使われているブランド名である。リリアはサービスを運営する会社名(Lyria SAS)でもある。会社たるリリアの前身は、1993年にフランス国鉄(SNCF)とスイス連邦鉄道(スイス国鉄)が、パリ・リヨン駅とローザンヌ、ベルン中央駅との間のTGVを共同運行することを目的に設立したGIE TGV France Suisseである。2012年現在、Lyria SASはフランス法律によるSAS(簡易株式制会社)として、SNCFが74%、スイス国鉄が26%を所有している。2012年7月8日改正(2012年夏ダイヤ)では以下の通り 。パリ - ローザンヌ(- ブリーク)間およびパリ - ベルン間の列車はSNCFの交流25,000V 50Hz、直流1,500V、スイス国鉄の交流15,000V 16.7Hzの3電源に対応したTGV Sud-Est編成9本(編成番号110 - 118)が使用されている。このうち第112・114編成がスイス国鉄保有であるほかはSNCFの保有である。2006年夏より5編成(第110・111・113・114・118編成)を改修し旅客サービスの向上を図っている。LGV南東線(ディジョン西方のAisy-sous-Thilからパリ近郊のヴァレントンまで)の最高速度は270km/hである。パリ - チューリヒ間の列車は2011年12月の経路変更後も引き続きTGV POS編成(編成番号4401 - 4419)が使用されるほか、2012年1月からは中間客車をダブルデッカーとした (Euroduplex) 編成も使用されるようになった。POS編成のうち第4406編成はスイス国鉄の所有である。いずれの編成もSNCFの2種類の電化方式とスイス国鉄の電化方式に対応し、LGVライン-ローヌ線では最高速度320km/hで運行されている。スイス国内での最高速度は160km/hである。パリ - ジュネーヴ間の列車はSNCFの交流25,000V 50Hzと直流1,500Vのみ対応のTGV Sud-Est編成とTGV Duplex編成が使用されている。2012年9月には両端動力車の前位を白基調、後位と中間客車をメタリック基調とし中間、客車の窓周りをグレー、その上に赤線を入れ、さらに動力車には「TGV Lyria」の新しいロゴ(参考)を配した新塗装のPOS編成が登場した。今後パリ - ローザンヌ間、パリ - ベルン間およびパリ - ジュネーヴ間で運行されているSud-Est編成を置き換える予定である。2012年12月9日ダイヤ改正より、従来SNCFが運行してきたジュネーヴ - リヨン - モンペリエ間およびジュネーヴ - リヨン - マルセイユ - ニース間のTGVがLyriaに移管される。また、新たにパリ発ベルン行がインターラーケン・オストまで通年毎日延長、ベルン発パリ行が土曜・日曜のみインターラーケン・オスト始発となる。さらに、冬季の土曜日のみブリーク→ →リール・ウロップ間、リール・ウロップ→ジュネーヴ→ブリーク間の列車が設定される予定。POS編成の塗装変更は2013年4月までに全19本に対して施工する予定である。
出典:wikipedia
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