


『幻之介世直し帖』(げんのすけよなおしちょう)は、国際放映の製作により日本テレビ系列で放映された時代劇。1981年10月4日~1982年3月21日の半年間、日曜夜9時からの1時間枠で放映された。全24回。舞台は天保年間。幕府の衰退を憂い、武士道の退廃を嘆く幕府大目付・乾十左衛門(島田正吾)は、「幕政改革にはもはや力による荒療治しかない」と決意。放蕩三昧でムシリ頭の素浪人を装った息子、乾幻之介(小林旭)を国許より呼び寄せ、極秘裏に秘密捜査機関を組織する。幻之介は心ある同志4人を集め、門前仲町の茶屋兼矢場「一文字屋」を拠点に市井に根差し、市井にはびこる巨悪に敢然と立ち向かう。本作は、これまでの時代劇とは一線を画した形で、物語やキャラクターの設定に至るまで米国の漫画『バットマン』を意識している。しかし、小林旭扮する主人公・幻之介が「はやぶさ」に姿を変えて登場する際の衣装が、ハヤブサの頭部を模した覆面に全身黒づくめ、忍者のように背中に背負った長差し、という「児童向け時代劇」のヒーローのごときスタイルだったため、旧来の時代劇ファンから反発を招いた。このため、第12話以降は、悪党の前で装束を解いて正体を現すという設定に切り替えたが、視聴率の回復には至らなかった。おりしも、本作の製作プロダクションが『太陽にほえろ!』と同じ国際放映であり、さらに企画を出した岡田晋吉中京テレビ取締役兼制作本部長(当時。現・川喜多財団顧問)が『太陽にほえろ!』のチーフプロデューサーでもあったため、「国際放映は『太陽にほえろ!』だけやってりゃいいんだ!」と敗北を宣言。当初の予定の25話から1話削られることになった。なお、最終話(第24話)は主演の小林自身が監督を担当している。
出典:wikipedia
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