アーミル・カーン（Aamir Khan、アラビア文字表記：عامر خان、デーヴァナーガリー表記：आमिर ख़ान、1965年3月14日 - ）はインドの映画俳優兼プロデューサー。インド国立映画賞受賞。ムスリム。インドのマハラシュトラ州ムンバイで、シーア派イスラム教徒の家に生まれた。父のターヒル・フサインも映画監督・プロデューサー、叔父も映画監督だった。1973年に子役として映画出演し、1984年に大人の俳優としてケータン・メヘター監督の『ホーリー祭』でデビューした。2001年には自ら製作及び出演した『ラガーン』が、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。2006年の『黄色に塗れ』で、再びアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。2008年の『ガジニ』ではインド映画の全世界歴代最高興行収入を記録し、2009年の『きっと、うまくいく』で同記録を更新した。2013年の『チェイス!』で更に同記録を超え、2014年の『pk』で4度目の同記録更新。社会活動家としての仕事も行っており、ヒラリー・クリントンやビル・ゲイツの熱望により対談を行ったことがある。TIME誌による2013年の「世界で最も影響力のある100人」の一人に選出されている。2014年10月 『チェイス!』日本公開の為、家族で初来日。また同映画は 第27回 東京国際映画祭 に特別招待されている。本人曰くダンスは苦手らしい。ただオーストラリアのプロタップダンサー集団の指導を受けた際、予想以上の伸びを見せプロダンサーたちを驚愕させた。人柄に関してはとても努力家でミスターパーフェクトと呼ばれるほどの忠実な演技をし、様々な役柄をこなす。役柄にあわせて体型を変えており『ガジニ』では筋肉の塊のような体を作り、『きっと、うまくいく』では44歳で大学生役を演じるため筋肉を削ぎ落とし、『チェイス!』では監督へ撮影開始を約1年ほど延期して欲しいと要求し体脂肪率9%の強靭な肉体へ肉体改造を行った。社会活動家として女性・子供の地位向上を訴えインドが抱えるカースト制度の闇を紹介するTV番組の企画、司会を務めるなど俳優の枠にとらわれず社会的弱者の地位向上を目指し活動する一面もある。インドではシャー・ルク・カーン、サルマン・カーンとアーミルカーンの3人をあわせて3大カーンと呼ばれ3人ともボリウッドで絶大な人気を誇る。自身で制作し毎年1作品を公開するスタイルをとっているが、どれも大ヒットしており、インド国内では彼以上の天才はいないと言われている。インドのみならずアメリカやインド周辺国などでも人気があり他国の俳優、有名人からも演技、社会貢献に対して様々な評価がなされている。

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