浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ、じょうはりきょう)とは、閻魔が亡者を裁くとき、善悪の見きわめに使用する地獄に存在するとされる鏡である。閻魔王庁に置かれており、この鏡には亡者の生前の一挙手一投足が映し出されるため、いかなる隠し事もできない。おもに亡者が生前に犯した罪の様子がはっきりと映し出される。もしこれで嘘をついていることが判明した場合、舌を抜かれてしまうという。また、これで映し出されるのは亡者自身の人生のみならず、その人生が他人にどんな影響を及ぼしたか、またその者のことを他人がどんな風に考えていたか、といったことまでがわかるともいう。また、浄玻璃鏡は水晶製であると言われている。一説によればこの鏡は亡者を罰するためではなく、亡者に自分の罪を見せることで反省を促すためのものともいわれている。千葉県の広済寺に伝わる民俗芸能「鬼来迎」(きらいごう)でも、地獄で亡者たちが裁かれる場面などで浄玻璃鏡が小道具として使用される。鏡のもつ力から転じて「真実を照らし出して見る・あばきあげて見る」という表現として慣用表現にも使われている。
出典:wikipedia
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