デスラー艦(デスラーかん)は、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』に登場する架空の宇宙戦艦。ガミラス帝国、のちにガルマン・ガミラス帝国の総統デスラーの御座艦で、帝国軍総旗艦を兼ねる。初代、二代目、三代目を通じて、ブルーの艦体色と艦首デスラー砲という共通の特徴がある。なお、「初代」「二代目」「三代目」は公式の名称ではないが、本記事内では区別のため便宜上そのように表記する。初代デスラー艦は、『宇宙戦艦ヤマト』第26話に登場する宇宙戦艦。デザイン担当は加藤直之。ラムネ瓶状の外観を持つ戦闘艦。ガミラス本星の天井都市の総統府が、緊急用の脱出艦となっていた。全長はヤマトの半分程度と小型である。艦橋部分は引き込み式。正六角形の主推進ノズルを6つ持つ。デスラー砲の発射直後にワープが可能であるほか、微速後進しながらワープに入れるというユニークなスペックを備える。兵装はデスラー砲、その他に大レーザー砲塔3門、ミサイル発射管8門。敵艦に白兵戦を挑む、移乗戦用のチューブミサイルを装備。二代目デスラー艦は、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2』『宇宙戦艦ヤマト 完結編』に登場する宇宙戦艦。デザイン担当は宮武一貴。単にデスラー艦と言えば専らこの艦艇のことを指す。初代デスラー艦の船体下半部及び後部機関部を、新たな船体で挟むように増築した構造となっている。ゴーランド艦隊の妨害電波を消去する電子戦装備も持つ。兵装は、艦首にデスラー砲とデスラー戦法用の瞬間物質移送器が装備されている。左右のデッキ上に、三連装無砲身レーザー砲塔や対空装備として三連装のパルスレーザー機関砲が装備されている。艦底部には磁力機雷散布装置も備える。他に初代デスラー艦同様、大レーザー砲塔やミサイル発射管も確認できる。艦橋にチェス盤状のコンソールで操作する、アンドロイド兵部隊の制御システムを備えている(『ヤマト2』では未使用)。デッキ舷側に艦載艇用のハッチが並んでおり、ここに搭載された内火艇でデスラーらは脱出して、第一空母へ旗艦を移している(『ヤマト2』第24話)。PSゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』では、艦首の翼が左右にも備わったり、左右デッキ上の無砲身三連装レーザー砲塔が4基になったりなど、デザインがリファインされており、スマートだった原作に比べると全体的に突起が多く角ばった印象になっている。また空間磁力メッキを搭載しているという設定も追加されている。三代目デスラー艦は、『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する宇宙戦艦。デザイン担当は板橋克己。ガルマン・ガミラス帝国の総統としての御座艦にふさわしい巨大戦艦。全長は1,350m、あるいは702mと資料によって異なる。「新型デスラー艦」とも呼ばれる。曲線主体のガミラス様式から外れたブロック構造状のガルマン式の艦体が特徴。兵装は艦首にハイパーデスラー砲を装備。両翼部に瞬間物質移送器を備え、艦体に大口径回転速射砲塔を艦首に3基。左右デッキ上に2基ずつ、計7基。艦底には超大型のミサイル2基装備が外見から読み取れる。エンジン推力はボラー連邦の機動要塞の放つブラックホール砲にも対抗できる力を持つ。デスラー艦は、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』に登場する宇宙船。設定ではガミラス前史の恒星間航行船と推測されている。本作品ではガミラスの設定がそれまでと大きく異なり、人類はガミラスという名称で呼称し、自らはデスラーを名乗る鉱石状の集合意識生命体であり、デスラー艦も御座艦・全軍の総旗艦というよりは、ガミラスの最終兵器という意味合いが強い。デザインも原作と大きく異なっており、ヤマトを遥かに凌ぐ巨大な船体は、艦というよりは悪魔が翼を広げた様な外観を有しており、黒褐色のボディに所々に青い発光が見られ、中央部には顔と思しき物も確認できる。特一等航宙戦闘艦 デウスーラII世は、『宇宙戦艦ヤマト』(以下、「旧作」)のリメイク作である『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する宇宙戦闘艦。デザイン担当は石津泰志。デウスーラI世の後継艦で、ヤマトの2倍弱の全長を持つ大型艦。艦首にデスラー砲(正式名称:ゲシュ=ダールバム)を装備するほか、330ミリ三連装陽電子カノン砲塔と330ミリ三連装陽電子ビーム砲塔を6基ずつ、さらにそれらより大口径の480ミリ三連装陽電子カノン砲塔が艦橋両側に計4基、下面に2基装備している。その上、魚雷発射管を計51門装備しており、シリーズ歴代のデスラー艦の中では最も重武装である。なお、ビーム兵器は全て格納式となっている。従来の作品に登場してきた「デスラー艦」とは大きく異なり、艦首砲口の左右にはガミラス艦特有の「目玉」を備えた盾のような構造物が存在し、また艦体左右両舷は翼のように広げられた、白色彗星帝国の超巨大戦艦を思わせるフォルムを有している。デスラー総統座乗艦として、第二バレラス宙軍工廠で極秘裏に建造されていた新型航宙戦闘艦。その存在を知るのは軍需国防相のヴェルテ・タランと親衛隊のみである。第二バレラスに設置されており、都市に設営された次元波動兵器(デスラー砲)の射撃中枢を兼ねている。亜光速の移動目標を精密射撃する際には、第二バレラスから分離して、デスラー砲搭載艦として運用できる。デスラー砲へのエネルギー供給は、艦が第二バレラスと接続しているときは第二バレラスの次元波動機関から受けるが、分離後は艦に搭載されている次元波動機関から受けるように切り替わる。なお、独立艦として運用するには後述のコアシップとドッキングする必要がある。デウスーラII世の管制ユニット。デザイン担当は石津泰志。初代デスラー艦のリメイク艦で、艦尾には旧作同様六角形の推進機が6機あり、艦橋部分も引き込み式だが、艦首のデスラー砲の砲門は存在しない。また、旧作のデスラー艦における8門のミサイル発射管は、本作におけるガミラス艦の特徴である「目玉」になっている。他のガミラス艦と大きく異なるロケット型の艦体は、ガミラス古来の星を渡る船の形状を継承したものとされている。艦橋内には二代目デスラー艦に搭載されていたものに似たガミロイド兵の指揮用コンソールが備わっている。上記の3艦の以外にも一時的に御座艦となった艦が存在する。ここでは没となった戦艦スターシャも含め紹介する。
出典:wikipedia
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