川崎火力発電所(かわさきかりょくはつでんしょ)は神奈川県川崎市川崎区扇町8番3号にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の火力発電所。鉄道省時代の1930年に運用を開始した発電所である。それ以前は、大正時代より矢口発電所・赤羽火力発電所という2つの発電所が運用されていたが、東京近郊のいわゆる国電区間の電化の際に、電力の安定供給を目的として当発電所が建設されたものである。日本国有鉄道(国鉄)からJR東日本に引き継がれている。信濃川発電所と合わせると、首都圏のJR東日本で使用する電力の9割(JR東日本全社でみても6割)をまかなっているほか、子会社のジェイアール東日本ビルディングの建物などにも供給されている。また、国鉄時代から東海道新幹線(現JR東海)、マルス(現JRシステム)、鉄道総合技術研究所(JR総研)に供給されており、それぞれが別会社になった今も供給されている。2009年には信濃川発電所が水利権に関わる不祥事で操業停止になることから、JR東日本は当発電所をフル稼働させ、不足分を東京電力より購入していた。また、当該発電所は年平均14回程度故障しており、最悪のケースでは電力不足が懸念されていた。なお、2010年6月10日より信濃川発電所の稼動が再開されている。JR東日本では、老朽化した既設1号機および既設4号機を廃止し、LNGを燃料としたコンバインドサイクル発電設備を3基設置する計画を発表。2014年に4号機のリプレースが完了し、2015年時点で新1号機が建設中である。
出典:wikipedia
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