黒後家蜘蛛の会(くろごけぐものかい、"the Black Widowers")は、架空の団体。および、その団体の会食を舞台にしたアイザック・アシモフによる短編推理小説シリーズの名称。ニューヨークのミラノ・レストランで月1回、「黒後家蜘蛛の会」という名の例会が行われる。メンバーは化学者、数学者、弁護士、画家、作家、暗号専門家である。メンバーの1人がホストを務め、ホスト役のメンバーが呼んだ1名のゲストが参加する。そこでは常に、初老の男ヘンリーが給仕につく。メンバーは、食事をしながら四方山話をする。その過程において、多くの場合はゲストが語る話の中に「謎」が出てくる。メンバーはそれぞれの専門知識を援用してその謎を解くべく考えていくが、結論にはたどりつかない。袋小路に陥る段階の一歩手前で、その会話を聞いていた給仕のヘンリーが真相を言い当てる。「黒後家蜘蛛の会」は、ニューヨークに実在したSF作家たちの集まりで、アシモフ自身も参加していた をモデルにしている。声優は、1981年にNHKでラジオドラマとして放送された際の配役。1972年2月号の『EQMM(エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン)』誌に、第一作『会心の笑い』が発表された。その後断続的に、晩年に至るまで発表された。『黒後家蜘蛛の会』は、ほぼ純粋なパズル・ストーリーであり、殺人事件さえめったに起こらない。題材は、盗まれた物は何かとか、遺産を得るための暗号の解読とか、忘れてしまった地名の推測などの、より日常的な問題である。解決にはヘンリーの(つまりアシモフの)該博な知識が使われる。ヘンリーは代表的な安楽椅子探偵の一人である。『黒後家蜘蛛の会』は全て短編で、計66作が書かれた。うち60作は5冊の短編集として出版され(邦訳あり)、残りの6作はアシモフの死後、"The Return of the Black Widowers"(2003年)にまとめられた。以下は、日本語版の情報。ISBN 4-488-16701-2 翻訳:池央耿、解説:池央耿以下は、日本語版の情報。ISBN 4-488-16702-0 翻訳:池央耿、解説:池央耿以下は、日本語版の情報。ISBN 4-488-16703-9 翻訳:池央耿、解説:池央耿以下は、日本語版の情報。ISBN 4-488-16705-5 翻訳:池央耿、解説:鮎川哲也以下は、日本語版の情報。ISBN 978-4-488-16708-0 翻訳:池央耿、解説:有栖川有栖日本語訳の書籍は未出版。短編が推理小説誌に個別に邦訳されている。下記の邦題は、その時のもの。特に記載がないものは、池央耿訳、EQMM誌掲載。
出典:wikipedia
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