メラーカメレオン（"Chamaeleo melleri"）は、爬虫綱有鱗目カメレオン科カメレオン属に分類されるトカゲ。タンザニア南東部、マラウイ最大全長60センチメートルとアフリカ大陸に分布するカメレオン科の構成種では最大種。全身は不均質な粒状の鱗で覆われる。体色は黄色や褐色、緑色、黒などで、横縞が入る個体が多い。吻端は突出し、短い角がある個体もいる。後頭部の隆起（冠、カスク）は低いが、後頭部から肩を覆う皮膚膜（後頭葉、ローブ）が非常に発達する。背面の正中線上には、波打った帆のような鱗（背稜）が尾の先端まで並ぶ。喉や腹面に並ぶ鱗（咽喉稜、腹稜）は発達しない。卵は長径1.8-2.5センチメートル、短径1.3-1.4センチメートル。孵化直後の幼体は全長6-7センチメートル。サバンナに生息する。主に地上10メートル以上の樹冠部で生活するが、マラウイでは地表を歩く個体が観察された例もある。食性は動物食で、昆虫、爬虫類、小型哺乳類などを食べる。繁殖形態は卵生。1回に38-91個（平均50個）の卵を産む。卵は23℃の環境下で5か月で孵化する。

出典:wikipedia