ふれんどバスは、愛知県碧南市・西尾市の2市によるふれんどバス運行協議会から、名鉄バス東部に運行を委託している鉄道廃止代替バス路線。名鉄三河線の碧南 - 吉良吉田間の廃止に伴う代替バスとして2004年に運行が始まる。他200円の均一運賃だが、乗車は後ろ乗りで降車時に支払い、整理券は運賃半額となる18歳未満(通学定期券利用者を除く)の乗客のみが取り、降車時に運賃と共に料金箱に入れる。小学生未満は無料。大人用定期券は持参人方式で購入者本人でなくとも使用可能で、通学定期券は大学等への通学なら18歳以上でも利用できる(ただし、通学証明書などが必要)。なお自治体による運行委託であるため、manacaは利用できない(トランパス、SFパノラマカード、名鉄バスカードなどの乗車カードも利用できなかった)。名鉄バス東部と共通。本来、バス転換される場合は従来の鉄道運賃より割高になる傾向があるが、鉄道路線維持のために赤字補填していた年間2億円といわれた額に対し、バスの運行維持費が数分の一だったために利便性を優先して運賃を低く抑えた。それでも利用者数は鉄道当時の2割弱に落ち込んでおり、2010年の報告では年間およそ24万人の利用があったが、同年実績で運行協議会が4418万円、国と県が1206万円の補助金を拠出している。運行頻度は平日の朝夕は毎時2 - 3本、それ以外は毎時1本で、始発が5時台から最終が22時台と鉄道当時のダイヤに近い形で設定されていて、碧南と吉良吉田で鉄道路線に連絡している。早朝の吉良高校→吉良吉田駅と、夜間の吉良吉田駅→吉良高校の運行が一部休止される。碧南、吉良吉田での鉄道路線への連絡以外に沿線の高校への通学手段を確保する意味もあり、路線開設に当たって鉄道の西一色駅の代わりに一色高校西停留所を設置、さらに吉良吉田駅 - 吉良高校を延長し、運賃も高校生を含む18歳未満までを小人料金としている。開業当初に比べ停留所数も増加した。当初は旧三河楠駅に該当するバス停として、平坂港前バス停を設置したが、住民の要望もあり、2005年(平成17年)4月1日に楠村バス停が新設された(その他の詳細は同項沿革を参照)。また停留所の利便性を高めるため、西尾市内では複数の停留場に近接する形で無料の駐輪スペースの整備が進められている。ふれんどバス運行協議会の2市による運行費用負担の割合は、各自治体の均等割と市域内の運行距離割、停留所数割を按分して算出することとしている。そのため自治体が希望して自らの市域内にバス停留所を増設した場合は、その自治体が運行費用増を自己負担することになるが、希望した路線延長や停留所増設が他市域に及ぶ場合は、延長や増設をされた市の負担になってしまう。そのため現在の碧南駅前発着から、近くに高校のある碧南中央駅までのバスルート変更および延長を望む声もあるが、運行費用負担などの問題もあり実現には至っていない。また、2006年に廃止になった名鉄西尾線三河荻原駅に対して、ふれんどバスのルートに比較的近接しているため、バスルート変更や延長による補完という要望や、地域活性化の経済効果を考えて吉良温泉までの路線延長の要望も挙がっていたが、これらは運行費用負担の問題以前に、バス事業の三河線廃止区間の代替という主旨から逸脱することもあり、協議会事務局では実現は困難としている。
出典:wikipedia
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