「なごり雪」(なごりゆき)は、伊勢正三が作詞・作曲したかぐや姫の楽曲。1974年3月12日、かぐや姫のアルバム『三階建の詩』の収録曲として発表された。オリコンアルバムチャート1位、年間5位。歌詞の中では東京の駅が舞台となっているが、伊勢本人は出身地である大分県津久見市の津久見駅をモチーフにしたと語っている。翌1975年8月の吉田拓郎・かぐや姫 コンサート インつま恋でも歌唱され、同DVDにて視聴することができる。同年11月にシングル発売されたイルカによるカバーバージョンがヒットを収め、以降、日本の早春を代表する歌の一つとして歌い継がれ、さまざまなアーティストによってカバーされている。2002年にはこの歌の世界観に対する独自の解釈に基づき、大林宣彦監督が大分県臼杵市でロケを行い『なごり雪』として映画化した。2005年、第56回NHK紅白歌合戦の「スキウタ」アンケートで白組18位にランクインされた。2009年10月24日よりJR九州の津久見駅で特急発着時に「なごり雪」のメロディが流されることになった。2010年3月、同駅に歌詞の一部が刻まれた記念碑が設置されている。2013年に日本気象協会が選定した「季節のことば36選」で、3月のことばの一つに「なごり雪」が選ばれた。これを知った伊勢は「ものすごくうれしかった。実はこの曲を発表した当時、なごり雪という言葉は存在しなかった。勝手にこんな言葉を作られては日本語の乱れを助長する。「名残の雪」に変えたらどうだとまで言われた。作り手としては<の>はどうしても入れたくなかった。曲はヒットしたがモヤモヤは残った。あれから40年近くたって気象協会の<季節のことば>に選ばれたと聞き、胸のつかえが下りた気分」と語っている。1975年11月、イルカの歌によるカバーバージョンがシングルとして発売。翌1976年に掛けて、オリコンの集計で55万枚近いセールスを記録した。累計売上は80万枚。自身最大のヒットとなった。このシングル盤は編曲が松任谷正隆、アコースティックギターは吉川忠英、エレキギターは鈴木茂、ベースは宮下恵補、ドラムは村上秀一の演奏によってレコーディングされた。2002年、上述の映画「なごり雪」のサウンドトラックのために伊勢正三が再録音、シングルとして発売された。またなごみーず(伊勢・太田裕美・大野真澄(元・ガロ)によるユニット) では、コンサートで度々伊勢のギター伴奏で太田が歌っている。
出典:wikipedia
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