亀山島(きさんとう)は台湾宜蘭県頭城鎮が所管する島嶼。亀山嶼(きさんしょう)と称されることもある。亀山島は火山島であり、太平洋上に浮かぶ姿が亀に似ていることより命名された。島の大きさは東西約3.1km、南北約1.7km、面積は2.841平方キロメートルであり、海岸線の総延長は約9kmである。亀山島は火山活動により形成された火山島である。最後に噴火したのは約7000年前であり、現在でも温泉や硫黄の噴出などの火山活動が存在する休火山である。安山岩熔岩流と火砕流による地層に区分され、島内の最高海抜は398mであり、ここに高さ3mの展望施設が建設されたことから401高地と称されている。また島内には湖が2つあり、亀首湖と亀尾湖では特殊な生態系が確認されている。史料によれば亀山島に初めて入植者が移住したのは1853年(咸豊3年)のことである。その後1977年に至るまで海上交通の未整備により過疎化が進み多くの住民が台湾本島に移住していた。1977年には亀山島は軍事演習場に指定され住民の強制移住が実施され無人島となった。1988年の戒厳令解除以降は宜蘭県政府や頭城鎮公所により観光客への開放を求める運動があり、行政院は1999年12月22日に亀山島の観光化を一部認可、2000年8月1日より観光客の全面的受け入れを開始すると共に、東北角海岸国家風景区に指定した。現在は頭城鎮烏石港からの定期航路が設けられている。観光客への上陸が解放された亀山島であるが、自然形態を保護する目的から上陸には書面による事前申請が義務付けられている。また上陸人数も平日は午前300名、午後100名、週末は午前300名、午後200名と制限され、団体は45人以下、401高地及び北海岸遊歩道へは1日40人までと厳しく制限されている。
出典:wikipedia
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