常陸那珂火力発電所(ひたちなかかりょくはつでんしょ)は茨城県那珂郡東海村照沼字渚768-23にある東京電力の石炭火力発電所。埋蔵量が少なく価格変動の大きい石油に代わり、埋蔵量が多く安定した供給が可能な石炭を燃料にした石炭火力発電所として、2003年12月に1号機が、2013年12月18日に2号機が運転を開始した当初、開発主体は1号機が東京電力、2号機が電源開発であったが、2号機の事業主体も東京電力に変更された(電力需要の低迷により供給時期が繰り延べされたため、投資回収時期が不透明になることで、民営化を控えた電源開発が財務上のリスクを嫌気したため)。3号機以降の増設計画では、東京電力が実施した2012年度電力卸供給入札募集に対し、中部電力と東京電力が共同で応札し、落札者となったことから、発電所の建設・運転・保守を主たる事業とする共同出資会社として、2013年12月に設立された常陸那珂ジェネレーションが当発電所構内に常陸那珂共同火力発電所1号機として計画、2016年8月現在、建設に向けた環境アセスメントの手続きが行われている。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震と津波により複数の発電施設が被災し、電力供給力が大幅に低下したため、緊急設置電源が新設された。電力需給が逼迫した際に稼働していたが、被災火力発電所の復旧等により、2012年3月31日に全て廃止された。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により被災。当時煙突で作業中だった作業員9人の足場が崩れ、うち4人は転落して死亡した。5人はヘリコプターで救出された。また、当時運転中だった1号機が停止した。同年5月15日に1号機は運転を再開したが 、当初は石炭をボイラーに供給する設備が復旧しておらず出力は4割ほどであった。
出典:wikipedia
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