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橋立型砲艦

橋立型砲艦(はしだてがたほうかん)は、大日本帝国海軍の砲艦。マル3計画のうち昭和12年度(1937年度)計画にて建造され、計画番号はE-16。第一次上海事変以降の計画艦のため、従来艦より戦闘艦としての性格が強まって武装などが強化されているほか、河川だけでなく沿岸部における使用を考慮してある程度の航洋性を持つ。日本海軍は1930年(昭和5年)以降、海上護衛戦について研究を行い、通商保護および哨戒等に任ずる艦艇数が算定されたが、それによると、沿岸に配備すべき駆逐艦20隻、1200トン級海防艦12隻、1500トンないし500トン級砲艦15隻、水雷艇24隻の他、別に戦時所要数として、水雷艇56隻、900トン級海防艦・砲艦56隻、駆潜艇、という膨大なものであった。ここで注目すべきは、砲艦が通商保護戦力とされていることである。1937年(昭和12年)のマル3計画において、海防艦4隻の建造が決定された。後に海防艦は海上護衛戦力の主力として量産されることになる。しかし海防艦だけが海上護衛戦力の全てではなかった。橋立型もマル3計画艦なのである。戦時中、日本海軍は砲艦や水雷艇や掃海艇などの多数の小型艦艇を海上護衛戦力として投入しているが、これは、よく言われるような、護衛艦艇不足ゆえの間に合わせ的処置などではなく、当初からの予定に沿ったものだったのである。砲艦には航洋型砲艦と河川用砲艦があり、橋立型は航洋型砲艦に分類される。日本では両者を充分に区別せず、どちらも中国警備軍艦とする間違った説明がなされることがある。事実、日本海軍では航洋型砲艦を中国の沿岸や河川での警備に充当することが多かったからである。公式には、橋立型は「安宅」の代艦として計画されたとされる。しかし「安宅」は「橋立」竣工後も中国警備任務を続けている。橋立型の建造目的は、平時には中国における権益保護・警備、戦時においては日本・中国近海における護衛と哨戒と考えてよい。ならばこそ橋立型の航続力(14ノットで2500浬)は短めなのである。船数に余裕のない日本海軍が多目的・汎用的な軍艦を建造するのは当然といえる。日本海軍は、遠海では海防艦(例として、占守型の航続力は16ノットで8000浬)を、近海では橋立型をモデルシップとした航洋型砲艦を、量産し、シーレーン保護の主力とすることを考えていたと推測される。しかし、戦略環境の変化により、戦前の想定より資源輸送ルートが長大化し、近海向けの橋立型は、量産護衛艦としての存在意義を失い、結局2隻しか建造されなかった。

出典:wikipedia

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