『スター・ファイター』("The Last Starfighter")は、1984年に公開されたアメリカのSF映画。コンピュータグラフィックスを本格的に導入した最初期の映画のひとつ。 カリフォルニア州の田舎に住む青年アレックスが、「スター・ファイター」というアーケードゲームで最高得点をたたき出した。アレックスはゲームの開発者を名乗る男に誘われて彼の自動車に乗るが、そのまま宇宙まで連れて行かれる。ゲームは銀河系の敵「ズアー」と戦うエリート戦士「スター・ファイター」を選び出すためのものだった。アレックスはスター・ファイターとしてスカウトされたものの、集まった異星人たちや宇宙戦争の現実を目の当たりにしておびえてしまい、戦うことを拒否する。アレックスが地球に戻った後、出撃直前のスター・ファイター達がズアーの奇襲攻撃を受けて壊滅してしまう。残ったのは、アレックスとペアを組むはずだった異星人の航法士グリグと、戦闘艇ガンスター一隻だけだった。さらに地球にもズアーの刺客が送り込まれた。一度は戦うことを拒否したアレックスだが、銀河系そして地球の危機を知り、最後のスター・ファイターとして、グリグとともにズアーとの戦いに挑む。本作の大きな特徴は、コンピュータグラフィックス(CG)を本格的に導入したという点である。補助的にCGを用いた映画は以前から存在していたが、本作では主役メカである宇宙戦闘機「ガンスター」をはじめ、特殊効果シーンの要素の多くをCGのみにより表現していた。これは、当時としては極めて意欲的な挑戦であった。CGを本格導入した黎明期の映画としては、『トロン』(1982年)も有名だが、『トロン』がワイヤーフレームやフラットシェーディングなどのいかにもCG的なシンプルなタッチの手法を多く用いていたのに対し、本作ではフォトリアルなCG表現を目指していた。フォトリアルなCG表現を本格的に導入したという点では、本作が世界初とされる。※括弧内は日本語吹替ゲームによりパイロットとしてスカウトされるという設定は、本作以外にも以下のようなものがある。またオースン・スコット・カードのSF小説『エンダーのゲーム』のクライマックスには、実戦のためのシミュレーションゲームと偽って、主人公が実際の軍隊指揮を任ぜられる場面がある。クレイグ・セイファン作曲のテーマ曲のオーケストラ・ヒット部分は、テレビ東京系『出没!アド街ック天国』の番組内で頻繁に使用されている(但しオリジナルサウンドトラックではなくカヴァー演奏)。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。