パワプロクンポケット10は、2007年12月6日にコナミデジタルエンタテインメントから発売のニンテンドーDS用のゲームソフトである。パワプロクンポケットシリーズの一作。キャッチコピーはおもしろい野球ゲームができました!!。パワポケシリーズ本編10作目。大きな特徴はアクション野球が完全3Dになるなど大幅にパワーアップしている点である。更に、実況パワフルプロ野球シリーズでお馴染みの実況がパワポケシリーズ本編としては初めて搭載され、より臨場感あふれる野球がプレイできるようになった。実況アナウンサーには、「パワポケ甲子園」「あつまれ!パワプロクンのDS甲子園」で実況を担当した堀江良信が引き続き起用されている。初心者でも安心な用語辞典、通信対戦でWi-Fiコネクション・DSダウンロードプレイに初めて対応するなど、初心者へのハードルが下げられた一方、上級者でも楽しめる要素が盛り込まれている。カード野球も好評により引き続き搭載されている。攻略本のインタビューによると、今作は「売れるものを作れ」という至上命令が出たこともあり、「DS版のパワプロ」というコンセプトで開発された。そのため、パッケージデザインもパワプロ風になっているほか、タイトルロゴも「パワプロ」の文字が大きくなっており、先述の通り実況も搭載されている。表サクセスについても、従来の本編に比べると少しパワプロに近いシナリオになっており、彼女を作らずにクリアすると普通の野球のストーリーとなる。しかし、特定の彼女と付き合うと今までの『パワプロクンポケット』シリーズのようなブラックネタの物語になる。売り上げ本数は前作より大幅に伸びた。なお、海外でのみ発売されたDS版「実況パワフルメジャーリーグ3」(『MLB Power Pros 2008』)の野球部分は、本作のシステムに準拠している。一方で海外版パワメジャ3DSに搭載された要素(選手実写写真の導入及びパワメジャシリーズのみに存在した能力及び変化球)はパワポケ11に逆輸入された。本作では公式サイト内にある期間限定で投稿できる質問コーナーがあり、投稿期間内であれば何度でも質問内容を自由に書き込んで投稿できた。良い質問や面白い質問は質問コーナー内で紹介され、実際の開発スタッフによって回答された。だが、質問として相応しくない内容やパワポケのようにダークな内容やパワポケに関係のない質問が多く、それらの質問への回答は詳しいことを書かずに省略したり無視したり文句を言ったりする内容が多かった。それでも好評だったのでパワポケ11の公式サイトでも実施された。おまけモードで遊べるものは5種類。表サクセスは4度目の高校野球編。時系列としては、パワポケ8のホッパーズ最後のペナントが始まった3年目の時期と、パワポケ9の商店街騒動の時期と、今作の1年目が同じ年である。従来の高校野球編ではサクセスの開始するターンは1年目9月1週からであったが、今作では1年目4月2週からスタートする。高校3年間が物語の舞台になっているため、従来の1週間で1コマンドという形に戻された。今回の表サクセスには「ペラ」という券があり、主にボランティア活動などで手に入れることが出来る。貯めたペラは購買部での買い物でアイテムを購入したり女の子のデートで使用するなどでゲームを優位に進める事ができる。今作のクリア・ゲームオーバー条件はパワポケ甲子園の「甲子園モード」と同じく、引退するまでに1度でも甲子園に出場すればクリアになる(イベントの関係上、2年目の春甲子園と3年目の夏甲子園以外の大会は出場不可能である)。一度も甲子園出場を達成できなかった場合と野球魂メーター(パワポケ甲子園のマジメ値に相当する)が0になった場合はゲームオーバーになる。魂メーターはイベントやボランティアなどで増減する。ミニゲーム・特定のイベントと評価でのクリア条件は無い。特定の試合に勝つことのみがクリア条件なっている本編作品はパワポケ6以来。春の甲子園大会に出場できるのは、今作が本編初めてである。前作にあったバンザイコマンドが廃止され、新たに野球センスシステムが登場。練習やイベントなどで増減し、貯めたポイントを一定に応じて消費し能力を最大5段階上げることができるが、同時に別の能力が下がる場合もある。パワポケ8の勉強コマンドと類似しているが、今回は枝分かれしたルートがなく、複数の直線ルートの中から好きなルートを好きなだけ進めることができ、複数のルートを掛け持ちして進行することも可能。このシステムで上手くいけば強力な選手を簡単に作ることが出来る。好評につきパワポケ10とは形式が違うがパワポケ11にも出ている。パワポケ7から導入されていたパワポケポイントによる隠し彼女の要素がなくなり、パワポケポイントで購入できるアイテム値段が大幅に安くなっている。ただし、従来通り10ポイント以上持っていないと購入画面が出現しない。今作の自動セーブは4・10月の2週目。小学校から野球を始めた主人公。中学校でも活躍したが強豪校から誘いが来るほどの実績は残せなかった。そんな時、母親から野球部の強い親切高校への入学を勧められ、主人公は意を決し親切高校へ進学する。しかしその高校は休日以外は外出禁止、ボランティア活動の義務化等、厳しい校則が設けられていた。野球部でも厳格な上下関係や実力主義の徹底が掲げられており、寮では強制的に部活の先輩との共同生活を送らなければならないなど、あまりの自由の無さに主人公は面食らう。こうして主人公の親切高校での忘れられない3年間が始まった。タイトルの通りに一直線に甲子園を目指した場合は、パワプロシリーズのように野球漬けで3年間が終わる。しかし、特定の女子とつきあう事で、従来の作品のようにシナリオの裏側を垣間見ることもできる。今作では、前作で登場した新勢力「ジャジメント」の暗躍が描かれる。シリーズでお馴染みの今回の裏サクセスはローグライクとRPGが合体したゲーム。今作からの裏サクセスは今までと違い、最初から遊べるようになっている。一度死亡した仲間は復活させることができず、次回作とは異なってストーリーの進行上により全員を仲間にすることは出来ない。ストーリーは2章構成になっており、第1章は与えられた50日間で仲間を集め、3つの遺跡内にある宝を敵を倒しつつ見つけることが目的。目的ではあるが集まらなくても50日を迎えた時に現れるボスを倒せばクリアである。第2章から選手の作成が可能になり、遺跡内にある野球人形の体のパーツを見つけて、選手工房で組み合わせて選手を作ることができる。こちらは日数制限がなく、データを消さない限り永遠に遊ぶことができる。「遺跡内で燃料の補給アイテムがなくなった状態で燃料が0になる」、「バトルディッガーの耐久度が0になる」、「主人公が死亡する」のいずれかでゲームオーバーになるが、ゲームオーバーになってもペナルティを受ける代わりにセーブした所から何回でもやり直すことができる。ただし、やり直せる状況ではなくなった場合は諦めてデータを消して最初からやり直すしかない。ゲームスタート時に加担する勢力の中から『レッドドラゴン』、『ブラックタイガー』、『ホワイトベア』のいずれかを選ぶことができ、選んだ勢力によって仲間になるキャラ・ダンジョンの入る順番・ストーリー・イベントの4つが変化して第1章のシナリオが変わるようになる。第2章からはどの加担する勢力を選んでも共通の内容になっている。選手の完成は上で述べたように、第2章で拾った頭・胴体・右手・左手・右足・左足の6つの体のパーツを集めて選手工房のモードで作る。手に入れたパーツはセーブデータに関係なく共有されているので、自由に使うことが出来る。各パーツの能力は入手できる階などによって違い、階が小さいと能力の弱いパーツが見つかりやすく、階が大きかったりスキルの幸運のレベルが高いと能力の高いパーツを見つけやすくなる。なお、特殊能力の□の空はランダムで階や幸運に関係なく変化はしない。ダンジョン内部はバトルディッガーで進むだけでなく、降りて徒歩移動もできる。降りると戦闘能力が落ちてしまうが、徒歩でないと通過不可能な狭い通路も存在するが、徒歩移動中はダンジョン内にいる敵だけでなく見えない敵が現れ突然戦闘が始まる場合もある。なお降車中は次のフロアに進む事ができない。自動セーブはダンジョンに入った時に行われる。ダンジョン内での中断セーブデータはゲームを再開すると消えてしまうため、遺跡内でリセット、ゲームオーバーの場合はダンジョンに入る前から始まる。このシステム面とストーリー面と選手育成面などは後の作品に続くようになる。大陸に散らばる数々の遺跡。今は亡き古代の文明が眠る場所。中では財宝とともに多くの怪物が待ち構える。かつては勇者と呼ばれるものたちが剣、槍を片手に遺跡に挑戦、僅かばかりの財宝を手に入れていた。時代は進み、剣は銃と変わる。大砲を乗せる乗り物も現れる。遺跡を巡る争いも発生する。そんな中重武装の乗り物で怪物、ライバルと戦い古代の遺品を集めるプロがいた。人々は乗物を「バトルディッガー」或いは「モグラ」と、そして、乗る者を「モグラ乗り」と呼んだ。これは、そんなモグラ乗りの物語である。主人公たちは、遺跡目的で3つの未探検の遺跡がある「チャンバの街」へとやってきた。しかしその街は、3つの勢力がそれぞれ遺跡を所有するという有様。遺跡探索のために、一つの勢力に加入することとなる。()内は今までの表サクセスで登場した際の名前(6幸=しあわせ島編、9ミニ=少森寺編)。太字は仲間になるキャラクター、(名前:番号)は初登場作品及び登場時の名前。選手名および球団名は2007年9月中旬当時のデータを搭載したものである。
出典:wikipedia
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