トリオ・ザ・バンシーはゲーム『魔導物語』・『ぷよぷよ』シリーズに登場するキャラクターで、3人組のバンシーである。メリグ、ショス、エミィの3姉妹からなる。彼女達の名前は『ぷよぷよ通』が初出であるが、性格分けはゲームギア版『魔導物語II アルル16歳』の時点で既に見られる。尚、当初は姉妹だと明言されていなかったので、血が繋がっていない3人組だというユーザーの見解もあった。『魔導物語』・『ぷよぷよ』シリーズに携わったイラストレーターは何名もいるが、メガドライブ版『ぷよぷよ』をはじめとした多くの機種でイラストレーターを務めた壱と、主にスーパーファミコン版の作品でイラストレーターを務めた村長さわの二人が特に有名である。実はトリオ・ザ・バンシーは壱と村長さわでイメージが大きく異なるキャラクターである。壱のバンシーは頭身が小さくミニゾンビやパノッティといった子供のイメージのあるキャラクターと同じくらいである。村長さわのバンシーはアルルやルルーと同じくらいの頭身である。トリオ・ザ・バンシーはMSX版『魔導物語1-2-3』で初登場。ゲームギア版でアルルと同じ年齢と設定された。そのため、アルルが6歳の時の物語では幼児、アルルが16歳の時の物語では大人びた体型になっている。つまりイメージ元の作品の違いによるものだと推測できる。村長さわはPC-98版『魔導物語1-2-3』から携わったことも無関係ではないだろう。その後『ぷよぷよ通』の攻略本などで公表されたバンシーの体格はアルル達のそれと大きくは違っていないのは、村長さわがイラストレーターの他に世界観などの設定も担当していた為と思われる。年齢は平均102歳に変更された。上述の通り、ゲームギア版『魔導物語』ではアルルと同い年だと設定されたが、同じ設定がされたキャラクターがもう一人いる。それはドラコケンタウロスである。ゲームギア版の『魔導物語I 3つの魔導球』と『魔導物語II アルル16歳』ではバンシーが最強の雑魚キャラ、ドラコが二番目に強い雑魚キャラとして登場する。『II』では最終フロアは選ばれた女性しか立ち入りを許されないサタンのハーレムであり、どちらも無断で足を踏み入れたアルルをサタン様のハーレムを乱す者、サタン様を奪いにきた女とみなして迎撃してくる。その後ゲームギア版の『魔導物語III 究極女王様』ではドラコは小ボスになったのに対して、バンシーは登場せず、『ぷよぷよ通』ではドラコは後半で登場するが、バンシーは序盤で登場、『ぷよぷよSUN』では出番なしと、その後の作品ではドラコと差が開いていった。それでも「魔導大全」ではドラコと同じく幅がページ100%のイラストが掲載され、『ぷよぷよSUN決定盤』の攻略本では村長さわによるバンシーの漫画が掲載されるなど家庭用のゲーム以外では出番はわりと多い。伝承のバンシーは人間の死を予知して泣くとされるが、彼女達にはその様な描写は一切無く、敵対者を金切り声で撃退するだけである。また、彼女達はアンデッドだと説明されている。伝承と異なるがRPGではバンシーがアンデッドになっている事自体は珍しくない。しかし、へそ出し巻きスカートという露出度の高い衣裳を着たり、南の島へバカンスに行ったり、プールに入ったりと、ゾンビのように体が腐っているという印象はない。かといって幽霊のように実体が無いという印象もない。『ルルーの鉄拳春休み』では彼女達はアンデッドなので聖水に弱いということになっているが、これが数少ないアンデッドの描写である。彼女達は「きぃ、かぁ、ぴぃ」、もしくは「きぃ、ぷぃ、ぐぃ」と鳴く。人の言葉を話せるか否かは作品によって解釈が異なる。『ぷよぷよ通』の通モードの漫才デモではアルルは彼女達のおしゃべりの内容が理解できず、『魔導物語 はなまる大幼稚園児』ではアルルに筆談で用件を伝え、『ルルーの鉄拳春休み』では特別な薬を飲まねば彼女達と会話をすることができない(この薬を飲めばぷよぷよとも会話ができる)。SS版『魔導物語』ではウィッチとドラコは彼女達の言葉を理解できるが、アルルとルルーは理解できない。一方MSX『魔導物語1-2-3』で初登場した時は「ひっかかったなぁ」の一言だけだが人語を話している。同様に人語を用いている作品はいくつか見受けられる。ゲームギア版『魔導物語II』ではハーレムに侵入したアルルに警告し、『ぷよぷよCD通』ではアルルを「悪の魔導師」と呼び、『す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー』では「クローブあげる〜カレーのスパイス〜」と発言、前述の『ぷよぷよSUN決定盤』の攻略本に掲載された漫画ではアルルとドラコを一緒にバカンスに行かないかと誘っている。小説版魔導物語2ではナゴヤ生まれのバンシーとして登場し、普通に(名古屋弁で)しゃべっている。
出典:wikipedia
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