滋賀レイクスターズ(しがレイクスターズ、)は、B.LEAGUEに所属するプロバスケットボールチームである。運営母体は株式会社滋賀レイクスターズ。滋賀県に本拠地を置いた初めてのプロスポーツチームであり、同県では唯一のプロスポーツチームである。チーム名のレイクスターズは、琵琶湖を擁する湖国・滋賀県の星を意味する。チームスローガンは「Shoot for the stars」と「One for Lakes All for Shiga」で、コンセプトは「勝利のために、湖国の星を目指し、そしてブースターのためにシュート!」「滋賀のために戦う」。チームカラーは琵琶湖を象徴する青(レイクス・ブルー)と黄色(スターズイエロー)である。なお、2016-17シーズンからロゴを変えたことで、常に輝きを放つクラブになるという思いからプラチナカラーも配している。地元企業やメディアの積極的なバックアップもあって、経営収入および入場者数はbjリーグのクラブとしては安定しており、リーグ加入3年目で球団経営が黒字に転じた。現在、協賛企業が400社とリーグ1の規模を誇る。ホームゲームは滋賀県内各地で開催されていた。リーグの規定により年間ホーム開催試合の8割以上をメインアリーナで開催しなければならないため、大半が滋賀県立体育館で行われる。2007年4月、「'08滋賀プロ元年へ」をスローガンに掲げ、滋賀県を本拠とするプロバスケットボール球団設立を目指し、「滋賀bj会」が発足。6月29日にbjリーグに加盟申請を行った後、8月8日に運営法人を設立した。その後、9月6日にbjリーグ 2008-09シーズンからのbjリーグ参戦が決定した。また、これと並行して7月からチーム名を一般公募し、8月10日に「滋賀レイクスターズ」と発表。11月21日、マスコットキャラクターの“アイディア”を公募開始し、漫画家の長田悠幸作の「マグニー」を採用した。2008年4月、チームロゴと日本代表のアシスタントコーチも務めたロバート・ピアスの初代ヘッドコーチ就任及び、滋賀県立体育館等をホームアリーナとすることを発表する。5月18日、レイクスチアリーダーズのオーディションを開催。5月26日に行われたbjリーグドラフト会議にて新規参入チームを対象としたエクスパンションドラフトで新潟アルビレックスBBの藤原隆充、大阪エヴェッサの佐藤浩貴、富山グラウジーズの小川伸也を指名。続いて新人ドラフト本指名1巡目で東芝ブレイブサンダースの町田洋介、2巡目で韓国人の安成洙、3巡目で日立サンロッカーズの小島佑太の4名を指名した。7月7日、選手の入団発表を行った。外国人はブレイデン・ビルビー、ライアン・ローク、ボビー・ナッシュ、レイ・シェファーの4人を獲得。この他に練習生トライアウトで草津市出身の左官磨育と選手契約。大阪エヴェッサの石橋晴行をプレイングアシスタントコーチとして迎え入れた。初年度の開幕戦は10月11日にホーム滋賀県立体育館に前シーズン王者の大阪エヴェッサを迎えて行われた。次のカードも前シーズンウエスタン2位の高松ファイブアローズ戦と、強豪との対戦が続き、開幕4連敗を喫する。初勝利は開幕5戦目、11月1日に九州共立大学で行われたライジング福岡戦を84-78で制して記録した。さらに翌日も勝利して初の連勝を達成。ホームでの初勝利は11月9日の大分ヒートデビルズ戦に82-73で勝利して記録。そこから一進一退が続き、福岡とプレイオフ圏内のウエスタン4位を争うが、最後は最下位の大分戦に負け越し、福岡との直接対決に連勝できず、最終節の琉球ゴールデンキングス戦の初戦を落とした段階で5位が確定する。 福岡とは4勝4敗の五分、イースタンカンファレンスの新潟と富山に連勝し他の4チームとも1勝1敗。沖縄、大阪、高松の上位に4勝20敗と大きく負け越したこと、最下位でシーズン8勝の大分に5勝を献上したことが響いた。ドラフト会議を前に小島佑太、小川伸也、町田洋介をプロテクト指名したが、町田はリンク栃木ブレックスに移籍した。藤原隆充と佐藤浩貴はFA権を取得したが残留。ドラフト会議では1巡目で板倉令奈を指名して優先交渉権を獲得したが入団には至らず、東京アパッチの持つ城宝匡史の仮保有権及び2010年ドラフト会議での1順目指名権をトレードし、城宝匡史を獲得した。チームトライアウトで堀川竜一を獲得。外国人はゲイリー・ハミルトン、マイク・ホール、ルーク・ゼラー、クリス・シュラッターを獲得する。アン・ソンスが退団し、外国籍のアジア人枠に該当する選手はゼロとなる。開幕節はアウェイで新規参入チームの京都ハンナリーズと対戦し、1勝1敗。10月10日の高松戦から大阪戦2連勝を含むホームゲーム5連勝したが、11月1日の高松戦での敗北を皮切りに28日の京都戦まで6連敗。11月29日の京都戦で連敗がとまると、前シーズン同様一進一退が続く。1月に前シーズン在籍していたレイ・シェファーと再契約に。3月に大阪在籍時にbjリーグ優勝の経験があるマイキー・マーシャルが加入。4月を6勝2敗で乗り切り、4位をキープする。この間の活躍で城宝が滋賀所属選手では初の月間MVPを受賞した。その後5月1日にプレイオフ争いのライバル・5位大分との直接対決で勝利し、ウエスタン4位で初のプレイオフ進出が決定した。プレイオフ・カンファレンスセミファイナルは5月15・16日に神戸ポートアイランドホールでウエスタン1位の大阪と対戦。第1戦は第3Qまで7点差をつけて試合を優位に進めていたが、第4Qにフィールドゴールを1本も決めることができずに60-61で逆転負けを喫する。第2戦も68-78で完敗し、ファイナル4進出を逃す。初年度より指揮を執ったピアスヘッドコーチとは契約を更新せず、石橋貴俊が新ヘッドコーチに就任。トライアウトで伊戸重樹を練習生として受け入れる。高松ファイブアローズからFA宣言していた岡田優を獲得。城宝匡史、小川伸也、藤原隆充、佐藤浩貴をプロテクト指名したエクスパンションドラフトでは、小島佑太が宮崎シャイニングサンズに指名され、移籍した。外国人はゲイリー・ハミルトン、マイキー・マーシャルが残留。ラマー・ライス、マイク・ミュラーを獲得する。開幕節から一進一退が続いた後、11月にミュラーの契約を解除してレイ・シェファーと再々契約。その直後のウエスタン首位の大阪戦で連勝して一時は首位に立ったが、その後陥落して前半戦はウエスタン2位。後半戦に入り2月にジョシュ・ペッパーズを補強したが、マーシャルが怪我で離脱し、下位の宮崎に連敗するなど5連敗を喫した直後の2月22日に石橋HCが解任され、根間洋一ACがHC代行となる。その後連敗は6で止まる。3月11月に発生した東日本大震災の影響により活動休止となった埼玉から、寺下太基が救済措置により移籍し、シーズン終了まで在籍した。レギュラーシーズン最終順位はウエスタン4位でプレイオフファーストラウンドに進出。プレイオフホーム初開催のファーストラウンドでは5位の京都ハンナリーズ戦に先勝された後、逆転でカンファレンスセミファイナルに進出。アウェイのカンファレンスセミファイナル琉球ゴールデンキングス戦は2連敗で敗退した。前シーズンHC代行として指揮した根間洋一は本職のACに復職し、新ヘッドコーチにアラン・ウェストオーバーが就任した。城宝匡史、堀川竜一、石橋晴行、佐藤浩貴、マイキー・マーシャル、ゲイリー・ハミルトン、ラマー・ライス、レイ・シェファーが退団。石橋、佐藤、シェファーの退団により、チーム初年度から在籍するメンバーは、藤原、小川のみとなった。新人ドラフトで本多純平、宮城信吾、育成ドラフトで前シーズン練習生だった伊戸重樹を指名。埼玉ブロンコスで契約解除となった波多野和也を獲得。外国人はジョシュ・ペッパーズが残留、浜松からレイ・ニクソン、元パナマ代表のディオニシオ・ゴメス、新潟からジュリアス・アシュビーが加入する。1月にブライアント・マークソンが加入。ウエスタンカンファレンス4位でプレイオフに出場。ファーストラウンドはライジング福岡に連勝してカンファレンスセミファイナルに進出したが、2シーズン連続で琉球ゴールデンキングスに敗れる。ウェストオーバーHC、根間ACと2年契約を結ぶ。岡田優、波多野和也、ペッパーズ、アシュビーらが退団し、仲摩純平、井上裕介、寺下太基、ウェイン・アーノルドらが入団した。シーズン前に浜松、京都、大阪を県立体育館に迎えカップ戦を開催。浜松に敗れたが京都、大阪に勝利し準優勝となった。開幕戦で宮崎に敗北、沖縄、大分に連敗するなどスタートで出遅れる。連敗が5で止まるとそこから一進一退が続く。1月にホームでの沖縄戦に連勝し、流れに乗るかと思われたが次の大分戦で好調だった小川伸也が負傷。さらに翌週にウェイン・アーノルドが負傷し主力2人が離脱。京都、長野に連勝するがその後、小川が残りの全試合を欠場することが決まる。次の千葉戦でアーノルドが復帰するもレイ・ニクソンと2月に加入したシェルトン・コルウェルが負傷。さらに4月の宮崎戦でディオニシオ・ゴメスが負傷。秋田戦でニクソンが復帰するが2戦目で敗れ2位の可能性が消滅。シーズン最終戦の島根戦でゴメスが復帰し小川を除く全選手が揃うが初戦を落としレギュラーシーズン4位が確定。ホームで開催したカンファレンスファーストラウンドで、5位の京都に2連敗して敗退が決定。このシーズン限りでウェストオーバーHC、根間ACともに退団した。クリス・ベッチャーが新ヘッドコーチに就任。オフに藤原隆充、伊戸重樹、本多純平、ニクソン、アーノルド、アボヤが退団し、溝口秀人、ブランドン・フィールズ、マーシャル・ブラウンが入団した。2月にアーリーエントリーで武田倫太郎と契約。オールスターゲームまでの前半戦は12勝16敗と勝率.500を下回る戦いぶりだったが、後半戦開始直後に1敗を挟んで5連勝、4連勝を記録し、勝ち星を先行させて上位争いに加わった。特に2月9日の高松ファイブアローズ戦、2月15日の大阪エヴェッサ戦では連続でオーバータイムを制するなど勝負強さも戻ってきた。かと思えば終盤の3位争いの最中に最下位の島根スサノオマジックに連敗するなどチームの調子には波があった。この結果、3位争いでは後れを取り、順位争いのライバル・ライジング福岡戦をホームに迎えて対戦したレギュラーシーズン最終節2試合は、1敗でもすればプレイオフホーム開催権の無い5位なる可能性もあったが2連勝を達成、さらにもう一方の順位争いのライバル・浜松・東三河フェニックスもホーム開催試合で連敗したため、逆転で過去最高順位・ウエスタン3位で、5シーズン連続のプレイオフ進出が決定した。プレイオフ・ファーストラウンドではウエスト6位の大阪と対戦し、第1戦を54-77で大敗。第2戦も終盤までリードを許していたが、横江豊が試合時間残り1秒で逆転のミドルシュートを決めて67-66で勝利。決定戦は33-16で圧勝し、2シーズンぶりのカンファレンスセミファイナル進出が決定。ウエスト2位の京都とのカンファレンスセミファイナルは第1戦87-82でセミファイナル初勝利をあげてファイナルズ初進出に王手をかけたが、翌日の第2戦と決定戦は73-97、15-25と完敗してシーズンを終えた。ベッチャーは前シーズン限りで退団し、代わって遠山向人がヘッドコーチに就任。京都からFA宣言した岡田優を再獲得したほか、福岡からFA宣言の加納督大、自由獲得枠の小林遥太、ドラフト指名の鈴木友貴、前京都のクリス・ホルム、前浜松のレイ・ニクソン、元琉球のテレンス・ウッドベリー、前信州のジェフリー・パーマーを獲得。シーズン序盤に5連勝を二度記録する好スタートを切り、序盤は首位争いに加わった。中盤以降は上位に差をつけられたが、レギュラーシーズンはチーム史上最高の34勝をあげて4位でプレイオフに進出。ファーストラウンドはホームで5位の大阪を2勝0敗で破り、翌週のカンファレンスセミファイナルは首位の京都と1勝1敗になったのち、最終決定戦の激闘に勝利して有明コロシアムでのファイナルズへの初出場が決定した。有明ではカンファレンスファイナルで浜松に敗戦。翌日の3位決定戦で岩手に勝利し、初の有明で貴重な1勝をあげた。チーム設立当初からチームを引っ張ってきた小川伸也が現役引退。6月、武田倫太郎、レイ・ニクソン、クリス・ホルムとの契約満了を発表。大分ヒートデビルズに在籍していた波多野和也が再加入。横江豊、岡田優、加納督大、溝口秀人、小林遥太、鈴木友貴との契約継続を発表した。また、今シーズンからキャプテンは横江が引き継ぐこととなる。7月11日、2015年10月から開催される予定の統一リーグB.LEAGUE1部への加入を目指し、草津市民体育館を5000人収容とする改修への財政負担を草津市や滋賀県に求めていたが、滋賀県は整備費用負担を拒否。広報や応援活動、県施策との連携を行うと表明するに留めた。坂井信介代表は「三日月大造知事の支援表明は何だったのか、ゼロ回答に等しい」と批判した。7月30日、JPBLは1部リーグ参入条件である「5000人規模のホームアリーナ」の整備の目途が立っていない事などから所属リーグは未決定であると発表。8月26日、最終のリーグ振り分けとなる29日を前に、滋賀県立体育館に仮設席や立見席を設けることで5000人収容とする計画を発表した。最終的に、2016年に開幕するB.LEAGUEでは1部西地区に所属する決定がなされた。レギュラーシーズン順位はウエスタン5位で、プレイオフホーム開催権を得られる4位には入れなかったものの、前シーズンを上回るチーム歴代最多の35勝をあげた。プレーオフ・ファーストラウンドはアウェイ浜松アリーナでウエスタン4位の浜松に2連勝して突破したが、セミファイナルではウエスタン1位の京都に連敗して敗退した。bj league時代から使用していたロゴを刷新し、新たなロゴを使用することを7月1日発表した。昨シーズンから残った選手は小林、横江、マブンガのみで、東京エクセレンスから樋口大倫、狩野祐介、富山グラウジーズから田中大地、三菱ダイアモンドドルフィンズから長谷川智信を獲得した。7月12日狩野は滋賀レイクスターズ初の日本代表選手に選出された。ゲーム差は()外は1位、()内はプレイオフ圏との差をそれぞれ表している。ホームゲームでのアリーナDJは仙石幸一。ガンバ大阪と兼任しているため、日程が重なった場合はガンバ大阪を優先する。この場合、西田育弘が担当する。チアダンスチームはレイクスチアリーダーズ。マスコットキャラクターは漫画家の長田悠幸が応募した作品で、ビワコオオナマズがモチーフの「マグニー」である。背番号は2008年8月8日生まれで、最大マグニチュード88のエネルギーを持つことから88。試合会場に現れる他、滋賀県内の保育園、幼稚園を訪問したりもしている。ブースターの輪を広げる企画、「ONEブースターONEゲストダービー」によりアリーナを埋め、「声」を中心とした応援スタイルで、MCやチアと共に会場を一体化させ、選手を力強く後押しする。2009-10シーズンに「ベストブースター賞」を受賞した。以上に関しては試合日によって変更がある琵琶湖遊覧船上で選手とチアが参加して開催される。プレイオフ出場が決定している場合、激励会の側面もある。バスケット以外にも、陸上棒高跳びで2010年アジア大会銅メダルの我孫子智美を所属選手として擁している。またレーシングカヌー元日本代表の鈴木康大もかつての所属選手である(2008〜2012年)。2011年度より、滋賀のスポーツ振興を目的としたレイクス・スポーツファンドを設立。また滋賀県内のスポーツ情報全般をとりあげる無料情報誌「レイクスマガジン」を刊行するなど、地域スポーツの核を目指した活動に乗り出している。2012年8月1日付で公益財団法人滋賀レイクスターズを設立。ろう者・ハンマー投選手の森本真敏、フィギュアスケート強化選手の安原綾菜が所属選手となる。2015年より女子レスリング選手の新海真美が所属選手となる
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。