出島(いずしま)は、宮城県牡鹿郡女川町に浮かぶ島。全島が三陸復興国立公園に指定されている。女川町中心部から見て北東にあり、本土とは最も狭い場所で300mしか離れていない。集落は、島の北部にある出島と南部の寺間のみであり、両集落の間に宮城県道217号出島線が走っている。宮城県最大規模の貝塚群があり、その中でも出島遺跡が良く知られており、考古学ロマンあふれる島である。また島の周辺は好漁場であり、釣り客の来島が多い。黒潮の影響を受けるため、本土に比べて温暖である。雪はほとんど降らない。女川港から11kmであり、高速船「しまなぎ」で約20分。出島~寺間間12分(シーパル女川汽船により運航。便により先に入港する港が変わる。1日4便)本土とごく近接しているため、現在、架橋を陳情しており、島内で橋建設のための調査が行われている。2011年3月11日に発生した東北太平洋沖地震により、島の住宅はほとんど倒壊し、島民25名が犠牲となった。津波の高さは20m近くあったという。住民たちは山を駆け上り、女川町立女川第四小学校、女川町立女川第二中学校へと避難した。本土との連絡手段はなかったが、島内に2台ある衛星電話のうち1台が残っていたため連絡が付き、翌日には、生き残った全島民が島外に避難することが出来た。2港の岸壁は、地震の影響で1m近く沈下した。2011年11月現在で、島に戻ったのは100人以下である。女川港との定期船は週3日2便になり、女川町国民健康保険出島診療所は閉鎖。出島簡易郵便局や宮城県漁協女川町支所出島出張所の再開見通しも立っていない。島の復興案について、宮城県では、出島と寺間の両集落を集約して高台に移転する案をまとめ、住民に提示した。住民は「慣れ親しんだ土地での再建をしたい」とし、集約・移転案に反発したが、最終的には災害復興住宅を建設することになり、2014年7月より入居が始まる予定である。
出典:wikipedia
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