まつのべっ!は、秋吉由美子の4コマ漫画作品。1998年から芳文社のまんがタイムオプショナル(途中でまんがタイムナチュラルに誌名変更)に連載されていたが同誌の休刊と共に打ち切り、2004年からまんがタイムスペシャル誌で連載が再開され、2007年まで連載された。作者の作品の中では珍しくストーリーを持った4コマ漫画である。キャッチフレーズは、雑誌では「ドキドキな予感」、コミックスでは「THE GIRL CALLS HIM,MATSUNOBE!」になり、タイトルロゴも変更された。単行本の帯には『誰も読んだことのないドラマチック4コマ』と書かれている。小さい頃に突然引越して行った幼なじみのことが忘れられない新米幼稚園教諭・松延彩人。就職先の幼稚園にはその幼なじみとそっくりの園児がいた。その頃幼なじみは、新人女優としてテレビに出始めていた…。ある日偶然松延は皇香と再会する。その後何度か2人で会うようになるが、皇香が「幼稚園の先生なんて」と口を滑らせたため2人の間に気まずい空気が流れるようになる。松延は皇香のことを忘れようと決心するが、態度の変化に気付いた順に問い詰められる。再会から会わないことに決めた経緯までを一通り話した松延は、逆に順に発破をかけられることになった。一方、松延から「幼稚園の先生なんて」発言を聞いた順は、その真意を問い質すために皇香を待ち伏せする。出会うはずのなかった順に、皇香は全てを明かした。真実を知った順は、たまたま通りがかった后平の前で泣き崩れてしまう。松延と皇香の仲をこじらせた「幼稚園の先生なんて」発言。その真意は、意外な人物から語られることになる。このシーンは、作者自身も「作品中で最も印象に残っているシーン」にあげている。ある日、松延は千景ママに例の「幼稚園の先生なんて」発言をにおわせる愚痴をもらしてしまう。それを聞いた千景ママは松延の前でゆっくりと変装を解き、自分が皇香と同一人物であることを告白する。その後、皇香は今までのこと(結婚・出産~離婚~芸能界入り~松延との再会まで)を語る。大園皇香に娘がいたという話はすぐに知れ渡り、幼稚園にもマスコミが押し寄せるようになる。混乱を避けるため千景も幼稚園を休むことになる。それからしばらくした後、松延家に皇香の母が訪れる。以前住んでた家(母親の名義になっていたが、少し前まで貸していた)にちかげや后平達と一緒に戻ってくることになった。芳文社まんがタイムコミックスより1,2巻が同時に発売される。作者としては2002年(「うちの母親待ったなし」第3巻)以来の単行本となる。1冊約250ページにおよび、まんがタイムコミックスの中でも厚い部類に入る。2冊で約500ページなので通常版に換算すると4.5巻分に相当する。1巻の表紙には松延、2巻の表紙には皇香がそれぞれ単独で描かれている。1巻の裏表紙には幼稚園の先生たち(園長含む)と園児3人(千景・柚子ら)、2巻の裏表紙には主に皇香の関係者(坂之上夫妻・マネージャーなど)が描かれている。松延と皇香は裏表紙には登場していない。作者の単行本で初めて、カバー裏に表紙と違う絵がかかれている。1巻のカバー裏には松延の履歴書と皇香のプロフィール、2巻のカバー裏にはまつのべピアノ教室(松延の母が自宅でやっているピアノ教室)とおっちゃんのおでん屋の案内がかかれている。発売の前に、作者が連載をしていたことがある芳文社の雑誌すべてに1ページの広告が掲載された。特に、発売時に連載があった以下の3誌では、連載作品とまつのべっ!のコラボレーション作品が掲載された。
出典:wikipedia
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